F1アメリカグランプリ 結果:ルイス・ハミルトンが今季9勝目
2017年のF1世界選手権 第17戦 アメリカグランプリの決勝が現地時間10月22日(日)にテキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝した。
6回目を迎えるサーキット・オブ・ジ・アメリカズでのF1アメリカGP。日曜日のオースティンは午前中に雨が降ったものの、午後は快晴。気温24℃、路面温度34℃、やや風が強いドライコンディションで決勝を迎えた。
決勝はレース手順が通常より15分早く開始し、有名リングアナウンサーであるマイケル・バッファーがF1ドライバー紹介を実施。フォーメーションラップ前にはバッファーによりインディカーのように“Start Your Engine”のコールが行われ、オリンピックで通算8個の金メダルを獲得した陸上男子短距離のスター選手ウサイン・ボルトが公式スターターを務めるなど、非常に華やかな雰囲気でのグランプリとなった。
また、F1は今週末のF1アメリカGPで乳がん啓発活動をサポートしており、ピットレーンのラインを含めてサーキットのエレメントをピンクに変更。各チームもピンクのレーシングギアを使用したり、F1マシンにピンクリボンを掲載するなど、活動をサポートしている。
ピレリは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズに昨年よりも軟らかいソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトという3種類のコンパウンドを選択。前述の乳がん啓発活動のサポートの一環としてウルトラソフトの識別カラーはピンクに変更されている。
優勝はポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)。スタートでセバスチャン・ベッテルに先行を許したものの、6周目にトップの座を取り戻してからは安定したレースを展開。2位に15秒上の差をつける圧倒的なレースで今シーズン9勝目、通算62勝目をあげた。
2位にフェラーリのセバスチャン・ベッテルが入ったため、ルイス・ハミルトンのワールドチャンピオン獲得は次戦メキシコGP以降に持ち越し。ポイント差は66ポイント差に広がった。一方、メルセデスはコンストラクターズタイトルを確定させた。
最終ラップでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、キミ・ライコネンをオーバーテイクして3位でラインを通過。表彰台を獲得したかに見えた。しかし、オーバーテイクの際にイン側をカットしたと判定されて5秒ペナルティが科せられて4位に降格。
結果、キミ・ライコネンが表彰台に上がり、フェラーリがダブル表彰台を達成。
表彰台ではウサイン・ボルトがプレゼンター&インタビュアーとして登壇。ルイス・ハミルトンとともに“Lightning Bolt”ポーズを披露した。
4位はマックス・フェルスタッペン、5位にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)、6位にはエステバン・オコン(フォース・インディア)。7位はルノーでの初戦となったカルロス・サインツ。8位にセルジオ・ペレス(フォース・インディア)、9位にフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)。10位にはトロ・ロッソに復帰したダニール・クビアトが入った。
マクラーレン・ホンダは、最後尾グリッドからスタートしたストフェル・バンドーンがポイントには届かず12位で完走。フェルナンド・アロンソはエンジンにトラブルが発生して25周目にレースをリタイアした。
トロ・ロッソでのF1デビューとなったブレンドン・ハートレーは13位でレースを完走した。
F1 アメリカグランプリ レース展開
パスカル・ウェーレインがソフトタイヤでのスタートを選択。フェリペ・マッサ、マーカス・エリクソン、ランス・ストロール、マックス・フェルスタッペン、ケビン・マグヌッセン、ストフェル・バンドーンがスーパーソフト、それ以外のドライバーはウルトラソフトでスタートした。
1コーナーを制したのはセバスチャン・ベッテル。ルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタス、ダニエル・リカルド、キミ・ライコネンと続き、フェルナンド・アロンソはオープニングラップで7番手に順位を上げた。
2周目、パスカル・ウェーレインと接触したケビン・マグヌッセンがピットインしてソフトに交換。4周目にはニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、6周目にはパスカル・ウェーレインが早々にリタイアした。
6周目、ルイス・ハミルトンがセバスチャン・ベッテルを抜いて首位に浮上し、一気に引き離しにかかる。16番手スタートのマックス・フェルスタッペンはフェルナンド・アロンソを抜いて7番手まで順位を上げている。
9周目、ブレンドン・ハートレーがピットインしてウルトラソフトに交換。マックス・フェルスタッペンは6番手まで順位をアップさせる。
11周目、ランス・ストロールがソフトタイヤに交換。13周目にはダニエル・リカルドがピットインしてスーパーソフトに交換。セルジオ・ペレスはソフトタイヤに交換した。
15周目、フェルナンド・アロンソとエステバン・オコンがピットイン。ソフトヤイヤに交換する。
16周目、ダニエル・リカルドがエンジントラブルでリタイア。コース脇にマシンを止めた。
17周目、セバスチャン・ベッテルがソフトタイヤに交換。4番手まで浮上したマックス。フェルスタッペンの後ろでコースに復帰する。
18周目、バルテリ・ボッタスがピットイン。ベッテルの後ろでコースに復帰。
20周目、ルイス・ハミルトンがソフトに交換。ベッテルの前でコースに復帰。ピットストップを済ませたドライバーではトップ。
21周目、キミ・ライコネンがピットイン。ボッタスの後ろでコースに復帰。マックス・フェルスタッペンが暫定でトップに立つ。
23周目、ルイス・ハミルトンがピットストップを終えていないフェルスタッペンをかわしてトップに浮上。ファステストを記録して実質2位のベッテルを引き離しにかかる。
24周目、マックス・フェルスタッペンがピットイン。ソフトタイヤに履き替えてライコネンの後ろの5番手でコースに復帰。
25周目、フェルナンド・アロンソがエンジントラブルでリタイア。
26周目、ストフェル・バンドーンがピットイン。
29周目、フェリペ・マッサがピットインして全車がピットインを完了。ウルトラソフトで11番手でコースに復帰する。トップのハミルトンと2位のベッテルとの差は6秒以上に広がっている。
37周目、ランス・ストロールとブレンドン・ハートレーが2度目のピットイン。
38周目、マックス・フェルスタッペンが2度目のピットイン。新品のスーパーソフトで最後の勝負へと向かう。
39周目、セバスチャン・ベッテルが2度目のピットイン。ソフトに交換してフェルスタッペンの前でコースに復帰。その差は1秒以内。
51周目、セバスチャン・ベッテルがバルテリ・ボッタスをかわして3位に浮上。
52周目、フェラーリがチームオーダーを発令してキミ・ライコネンとセバスチャン・ベッテルの順位を入れ替える。
53周目、マックス・フェルスタッペンがバルテリ・ボッタスをわかして4位に浮上。このタイミングでボッタスは2度目のピットインを行う。
最終ラップ、マックス・フェルスタッペンがキミ・ライコネンを仕留めて3位に浮上。ポジションを13アップさせての表彰台フィニッシュかと思われたが、イン側をカットして5秒加算ペナルティが科せられた。優勝はルイス・ハミルトン、2位にはセバスチャン・ベッテル、3位にはキミ・ライコネンが続いた。
カテゴリー: F1 / F1レース結果
6回目を迎えるサーキット・オブ・ジ・アメリカズでのF1アメリカGP。日曜日のオースティンは午前中に雨が降ったものの、午後は快晴。気温24℃、路面温度34℃、やや風が強いドライコンディションで決勝を迎えた。
決勝はレース手順が通常より15分早く開始し、有名リングアナウンサーであるマイケル・バッファーがF1ドライバー紹介を実施。フォーメーションラップ前にはバッファーによりインディカーのように“Start Your Engine”のコールが行われ、オリンピックで通算8個の金メダルを獲得した陸上男子短距離のスター選手ウサイン・ボルトが公式スターターを務めるなど、非常に華やかな雰囲気でのグランプリとなった。
また、F1は今週末のF1アメリカGPで乳がん啓発活動をサポートしており、ピットレーンのラインを含めてサーキットのエレメントをピンクに変更。各チームもピンクのレーシングギアを使用したり、F1マシンにピンクリボンを掲載するなど、活動をサポートしている。
ピレリは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズに昨年よりも軟らかいソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトという3種類のコンパウンドを選択。前述の乳がん啓発活動のサポートの一環としてウルトラソフトの識別カラーはピンクに変更されている。
優勝はポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)。スタートでセバスチャン・ベッテルに先行を許したものの、6周目にトップの座を取り戻してからは安定したレースを展開。2位に15秒上の差をつける圧倒的なレースで今シーズン9勝目、通算62勝目をあげた。
2位にフェラーリのセバスチャン・ベッテルが入ったため、ルイス・ハミルトンのワールドチャンピオン獲得は次戦メキシコGP以降に持ち越し。ポイント差は66ポイント差に広がった。一方、メルセデスはコンストラクターズタイトルを確定させた。
最終ラップでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、キミ・ライコネンをオーバーテイクして3位でラインを通過。表彰台を獲得したかに見えた。しかし、オーバーテイクの際にイン側をカットしたと判定されて5秒ペナルティが科せられて4位に降格。
結果、キミ・ライコネンが表彰台に上がり、フェラーリがダブル表彰台を達成。
表彰台ではウサイン・ボルトがプレゼンター&インタビュアーとして登壇。ルイス・ハミルトンとともに“Lightning Bolt”ポーズを披露した。
4位はマックス・フェルスタッペン、5位にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)、6位にはエステバン・オコン(フォース・インディア)。7位はルノーでの初戦となったカルロス・サインツ。8位にセルジオ・ペレス(フォース・インディア)、9位にフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)。10位にはトロ・ロッソに復帰したダニール・クビアトが入った。
マクラーレン・ホンダは、最後尾グリッドからスタートしたストフェル・バンドーンがポイントには届かず12位で完走。フェルナンド・アロンソはエンジンにトラブルが発生して25周目にレースをリタイアした。
トロ・ロッソでのF1デビューとなったブレンドン・ハートレーは13位でレースを完走した。
2017 第17戦 F1アメリカGP 決勝 結果
順位 | No | ドライバー | チーム |
---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス |
2 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ |
3 | 7 | キミ・ライコネン | フェラーリ |
4 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル |
5 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス |
6 | 31 | エステバン・オコン | フォース・インディア |
7 | 55 | カルロス・サインツ | ルノー |
8 | 11 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア |
9 | 19 | フェリペ・マッサ | ウィリアムズ |
10 | 26 | ダニール・クビアト | トロ・ロッソ |
11 | 18 | ランス・ストロール | ウィリアムズ |
12 | 2 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン・ホンダ |
13 | 39 | ブレンドン・ハートレー | トロ・ロッソ |
14 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース |
15 | 9 | マーカス・エリクソン | ザウバー |
16 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース |
14 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン・ホンダ | |
3 | ダニエル・リカルド | レッドブル | |
94 | パスカル・ウェーレイン | ザウバー | |
27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー |
F1 アメリカグランプリ レース展開
パスカル・ウェーレインがソフトタイヤでのスタートを選択。フェリペ・マッサ、マーカス・エリクソン、ランス・ストロール、マックス・フェルスタッペン、ケビン・マグヌッセン、ストフェル・バンドーンがスーパーソフト、それ以外のドライバーはウルトラソフトでスタートした。
1コーナーを制したのはセバスチャン・ベッテル。ルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタス、ダニエル・リカルド、キミ・ライコネンと続き、フェルナンド・アロンソはオープニングラップで7番手に順位を上げた。
2周目、パスカル・ウェーレインと接触したケビン・マグヌッセンがピットインしてソフトに交換。4周目にはニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、6周目にはパスカル・ウェーレインが早々にリタイアした。
6周目、ルイス・ハミルトンがセバスチャン・ベッテルを抜いて首位に浮上し、一気に引き離しにかかる。16番手スタートのマックス・フェルスタッペンはフェルナンド・アロンソを抜いて7番手まで順位を上げている。
9周目、ブレンドン・ハートレーがピットインしてウルトラソフトに交換。マックス・フェルスタッペンは6番手まで順位をアップさせる。
11周目、ランス・ストロールがソフトタイヤに交換。13周目にはダニエル・リカルドがピットインしてスーパーソフトに交換。セルジオ・ペレスはソフトタイヤに交換した。
15周目、フェルナンド・アロンソとエステバン・オコンがピットイン。ソフトヤイヤに交換する。
16周目、ダニエル・リカルドがエンジントラブルでリタイア。コース脇にマシンを止めた。
17周目、セバスチャン・ベッテルがソフトタイヤに交換。4番手まで浮上したマックス。フェルスタッペンの後ろでコースに復帰する。
18周目、バルテリ・ボッタスがピットイン。ベッテルの後ろでコースに復帰。
20周目、ルイス・ハミルトンがソフトに交換。ベッテルの前でコースに復帰。ピットストップを済ませたドライバーではトップ。
21周目、キミ・ライコネンがピットイン。ボッタスの後ろでコースに復帰。マックス・フェルスタッペンが暫定でトップに立つ。
23周目、ルイス・ハミルトンがピットストップを終えていないフェルスタッペンをかわしてトップに浮上。ファステストを記録して実質2位のベッテルを引き離しにかかる。
24周目、マックス・フェルスタッペンがピットイン。ソフトタイヤに履き替えてライコネンの後ろの5番手でコースに復帰。
25周目、フェルナンド・アロンソがエンジントラブルでリタイア。
26周目、ストフェル・バンドーンがピットイン。
29周目、フェリペ・マッサがピットインして全車がピットインを完了。ウルトラソフトで11番手でコースに復帰する。トップのハミルトンと2位のベッテルとの差は6秒以上に広がっている。
37周目、ランス・ストロールとブレンドン・ハートレーが2度目のピットイン。
38周目、マックス・フェルスタッペンが2度目のピットイン。新品のスーパーソフトで最後の勝負へと向かう。
39周目、セバスチャン・ベッテルが2度目のピットイン。ソフトに交換してフェルスタッペンの前でコースに復帰。その差は1秒以内。
51周目、セバスチャン・ベッテルがバルテリ・ボッタスをかわして3位に浮上。
52周目、フェラーリがチームオーダーを発令してキミ・ライコネンとセバスチャン・ベッテルの順位を入れ替える。
53周目、マックス・フェルスタッペンがバルテリ・ボッタスをわかして4位に浮上。このタイミングでボッタスは2度目のピットインを行う。
最終ラップ、マックス・フェルスタッペンがキミ・ライコネンを仕留めて3位に浮上。ポジションを13アップさせての表彰台フィニッシュかと思われたが、イン側をカットして5秒加算ペナルティが科せられた。優勝はルイス・ハミルトン、2位にはセバスチャン・ベッテル、3位にはキミ・ライコネンが続いた。
カテゴリー: F1 / F1レース結果