F1 ベルギーGP 決勝
2012 FORMULA 1 SHELL BELGIAN GRAND PRIX

1位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「トップ争いがあまり刺激的じゃなくてファンのみんなに申し訳ないね! でも、グランプリで勝つことは決して簡単なことではない。ずっとタイヤを労わって、後ろとのギャップに気を配っていなければならない。今日のレースは特に読みにくかった。実際、戦略の異なるマシンが多かったので、自分がどの位置にいるか正確にはわからなかった。ターン1は物凄かったね。ミラーでクルマが散らばっているのが見えた。僕に関してはかなりシンプルだったけどね。とは言え、金曜日にロングランのテストデータを集められていなかったので、当初は判断がかなり難しいレースになると思っていた。実際はその反対で予定通りに進んだけどね。1ストップ戦略を実行できたのも珍しかった。12周目にチームからマシンの感触を聞かれたので、バランスはどんどん良くなっていると答えた。それで20周目までピットインを延ばすことができた。両方の世界選手権には大量得点が必要だった。今日の結果はまさに僕たちが求めていたものだ。僕はかなりのチームプレーヤーだし、チームのために戦っている。両方の世界選手権に勝ちたいし、数字的にドライバーズ選手権を争えなくなるまで諦めるつもりはない。今日はそれを証明できたと思う」

2位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「今日の結果には満足している。予選の予選は予定通りにはいかなかったけど、今日はクルマが僕たちが知っているものに戻っていたように思う。スタートは良くなかった。僕は1コーナーでポジションを上げられなかった唯一のドライバーだったと思う。巻き返すのは簡単ではなかったけど、とても楽しかったよ。戦略は完璧だったし、僕たちにはペースがあった。それが今日一番良かったことだ。クルマはうまく機能していたし、まったく苦労しなかった。勝ったジェンソンとマクラーレンにはおめでとうと言いたい。今シーズンは連戦が多いし、来週のモンツァを楽しみにしている。去年はあそこで素晴らしいレースができ。いつも素晴らしい雰囲気だし、ハードにプッシュするよ」

3位 キミ・ライコネン (ロータス)
「ジェンソンと似たような感じでスタートはかなりOKだったし、ザウバーをオーバーテイクできた。ミラーで多くのアクションが見えたけど、幸運にも避けることができた。残念ながら、今日の僕たちにはペースがなかった。僕のクルマは週末ずっと良くなかったし、競争力のあるセットアップを見つけることができなかった。新品タイヤでは問題なかったけど、スライドを防ぐために多くのダウンフォースを使わなければならなかった。つまりストレートで遅かった。ミハエル(シューマッハ)とのバトルでそれがわかったはずだ。彼を追い抜くたびに、彼はケメル・ストレートですぐに抜き返していた。オー・ルージュで隙を突くしかチャンスはなかった。幸運にもそれがうまくいって、彼の前に留まることができた。今日はペースがなかったし、簡単なレースではなかったので、3位はそれほど悪くはない」

4位 ニコ・ヒュルケンベルグ (フォース・インディア)
「今日の結果はとても嬉しい。F1でのベストフィニッシュだからね。チーム全体が懸命に働いた結果だし、スタッフ全員に心から“ありがとう”と言いたい。今日は全てが完璧だったからね。スタートは波乱に満ちていたけど、幸いにも全てのデブリを避けて状況を利用することができた。2番手まで順位を上げることができたし、しばらくは表彰台でフィニッシュできるとさえ思っていた。でも、レースはタフだった。キミやミハエルと素晴らしいバトルができたし、常に限界まで攻めていた。僕たちが2回ピットストップしなければならないは明白だったし、僕たちはその戦略を働かせることができた。チャンピオンシップを戦うために必要な結果だったので、今日は笑みが絶えない」

5位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「素晴らしいレースだったし、スタートした位置を考えれば、5位は素晴らしい結果だ。スタートでなんとか2台のレッドブルを抜くことができたけど、そのあとフェルナンドを含むマシンの混乱を避けるために左側に移動しなければならなかった。それでオープニングの数メーターで得ていたポジションをほぼ全て失ってしまった。チームメイトに起こったことは本当に気の毒に思う。僕たちのレースペースを考えれば、彼は良い結果を得られたと思うからね。実際、今日も第2セクターにかなり苦労していたけど、第1と第3はとても速かった。1ストップのオプションは僕たちには実行可能ではなかったし、僕たちは正しいチョイスができた。本当に必要なときにとても速く走ることができた。今回のレースが僕の将来を変えるかどうかはわからないけど、とても満足している。このトラックではいつもうまくやれていたけど、昨日の午後はとても期待外れだったからね。これから僕たちのホームレースであるモンツァに向かう。他の全てと異なるトラックだし、チーム間の勢力図がどうなるかを予測するのはとても難しい。もちろん、競争力があって、ファンの前で良い結果を出せたら素晴らしいだろう。彼らは熱のこもったサポートを見せてくれると確信している」

6位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「スタートはかなりワイルドだったけど、ラ・スルスではよくあることだ。僕たちはレースに残れたけど、序盤からオーバーテイクが難しいのは明らかだった。セブと僕とのちょっとしたバトルは問題なかったけど、その後ストレートラインで他の人たちとは勝負にならなかったし、厳しかった。僕たちはアンダーカットを試みる賭けに出たんだ...アウトラップでペトロフに捕まった。それはフェアなことだし、彼は自分の仕事をしていただけだけど、僕たちはあそこでタイムを失ってしまった。スタートではちょっと運が味方してくれたけど、そのあとは状況を最大限に生かせなかった。でも、スタート位置から6つポジションを上げてポイントを獲れたので良かったよ」

7位 ミハエル・シューマッハ (メルセデスAMG)
「300回目のレースはかなり楽めたし、全てのバトルがとても楽しかった。最終的には現実的でいなければならないものだし、ある段階ではもっと多くを望んでいたけど、スタート順位を考えればポイントを獲得できたのはそれほど悪くない。でも、予想していたよりも多くのポイントを獲得できた。スタートはかなりうまくいったし、僕たちは1ストップ戦略を進めていた。でも、最終的にあまりうまくいかず、フレッシュなタイヤで攻撃することに決めた。そうしなければ、さらに後方で終わっていたかもしれない。でも、そのあと6速ギアを失ってしまい、攻撃することはできなかった。来週のモナコではそれをしなければならないね」

8位 ジャン・エリック・ベルニュ (トロ・ロッソ)
「素晴らしいレースができたし、本当に満足している。このお気に入りのトラックでポイントを獲りたいと思っていたし、それを成し遂げることができた。マシンはとても良かったし、いくつか良いオーバーテイクができた。ロズベルグの後ろで多くのタイムを失ってしまったのは残念だけど、やっと再びポイントを獲ることができた日なので不満は言えない。スタートは、アンチストールに触れてしまい、あまり良くなかった。それでかなり多くのマシンに抜かれてしまったけど、そこでクラッシュが見えた。ブレーキをかけて、出来る限りイン側のラインを取り、それほどトラブルもなく抜け出すことができた。今日は楽しかったし、今週末のマシンがどれくらい良かったかを言うのは難しいけど、僕たちはうまくやれたと思う。来週末のモンツァでさらに強くなるために、午後に起こったことを全て分析したい。チームはよく働いてくれたし、ピットストップも良かった。彼らは良くやってくれたし、ダニエルもポイントを獲得したのは素晴らしいことだ。今週末は良い思い出とともにスパを離れられるね」

9位 ダニエル・リカルド (トロ・ロッソ)
「とても楽しかったよ! うまくコースを離れて、スタート直後の事故から利益を得ることができた。そのあと、なんとかヘアピンのイン側を突いて、6番手に上がることができた。第1スティントはミディアムタイヤだったし、その時点で4番手くらいを走っていたと思う。でも、プライムを履いた最後の2つのスティントはあまり速くなかったし、いくつか順位を落としてしまった。常にもっとうまくやりたいし、もっと多くを望むものだけど、9位に不満は言えない。メルボルン以来のポイントだしね。来週末のチームのホームグランプリのために勢いをつけられたらいいね」

10位 ポール・ディ・レスタ (フォース・インディア)
「レース直前にKERSが故障してしまったことでタフなレースだった。本当にパフォーマンスとストレートでのスピードに影響した。実際、攻めることも守ることもできなかった。スタートで4番手まで中にを上げていたので残念だけど、それを生かすことができなかった。戦い続けて、最後のポイントを獲るために全力を尽くしたけど、今日はこれ以上は難しかった」

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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ベルギーGP