F1 マレーシアGP 決勝
2012 FORMULA 1 PETRONAS MALAYSIA GRAND PRIX

1位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「信じられないようなレースだったよ!自分のためにもチーム全体のためにもとても嬉しく思っている。この素晴らしいグループを誇りに思う。僕たちはこのような難しい時期を過ごしているけど、誰も諦めなかったし、実際全員が追いつくために2倍の努力をしてきた。戦略は完璧だった。メカニックは非の打ちどころのない仕事をしていたシ、エンジニアもマシンを準備するために全力を尽くしてくれた。僕もレースの全56周を全力で走った。クールダウンラップでピットレーンに戻ったとき、どこにマシンを止めればいいかさえわからなかった。僕たちが抱えていたあらゆる問題を考えると、この勝利はかなり驚異的なものだ。ウェットではとても良かったけど、その後トラックが乾いたとき、僕たちの弱点が現れた。セルジオはとても接近していたし、僕はドライラインだけに留まろうとしていた。彼が僕を追い抜きたければ、リスクを冒さなければならなかった。昨日、彼と僕は9位と10位で終えていたけど、僕たちは今日、優勝を争っていた。それは今年のチャンピオンシップがどれだけ予測できないかを示していると思う。僕たちの目標は、このチャンピオンシップ序盤戦でダメージを最小限に抑えることだったし、今、僕たちは順位をリードしてさえいる。これから僕たちは中国とバーレーンでのレースですぐにパフォーマンスを無条件に改善させなければならない。トップ争いに戻れるためには少なくともコンマ2〜3秒は見い出さなければならないので、すぐに仕事に戻らなければならない」

2位 セルジオ・ペレス (ザウバー)
「僕にとって素晴らしい一日だ。チームはとてもいい仕事をしてくれたし、彼らのためにもとても嬉しく思う。ここで表彰台に上がれて本当に素晴らしい気分だけど、勝利も手の届く範囲だったと思う。レースでは2度フェルナンドを捕えていた。ハード・コンパウンド・タイヤを履いていた最終スティントで、僕のタイヤはデグラデーションがかなり多かった。簡単ではなかったし、膨らんで縁石に触れてしまった。リタイアしなかったのは幸運だった。その前にフェルナンドが、僕の1周前に完璧なラップでドライタイヤに交換するためにピットインしていて、彼に対して少し遅れをとっていた。今日は正しい判断をするのが難しかったし、一周後に1回目のピットストップをしたのは特に重要だった。最後にハードコンパウンドを選択したことも良かった。ミディアムコンパウンドは僕たちにとってあまりうまく働いていなかったからね。2012年はまだ2レースだけだし、僕たちはこの先も素晴らしいシーズンを過ごせると思う。今日は戦えるポテンシャルがあること、僕たちのマシンが上位チームのマシンから遅れてはいないこと、素晴らしいクルーがいることはわかっていたし、このような状況ではドライバーも違いを生むことができるとわかっていた」

3位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「タフだったけど、魅力的なレースだった。まずはフェルナンドとセルジオに祝辞を送りたい。二人とも素晴らしいレースをしていたし、素晴らしい仕事をしていた。かなり盛り沢山なレースだった。エクストリームウェットからインターミディエイトに交換するベストなタイミングを判断するのは難しかったし、僕たちはちょっと遅かったかもしれない。でも、そのようなことは時々あるものだ。今日は完璧ではなかった。スリックに交換するという判断は常にリスクが伴うけど、他は僕たちよりも早めに交換していた。全体的に僕たちはピットストップでタイムを失っていたし、ちょっと戦いから押し出されてしまった。僕の今シーズンの目標は常に一貫していることだ。2007年にはそれができていたので、それを繰り返したいんだ!」

4位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「リスタートやタイヤについて多くの決断があって忙しかった。赤旗後のインターミディエイトでのスティントはトリッキーだったし、あまり自信を持てなかった。ドライタイヤに交換したときはより自信を感じていたけど、ちょっと遅すぎたね。今日のフェルナンドとペレスには脱帽だ。上位で素晴らしい判断をしていた。混乱したレースだったし、ポイントを獲得できて良かった。今週末からいくつか大きな強みを得ることができた。チームは本当に懸命に働いてくれているので、彼らに感謝したい。今後、もっと多くのチャンスがあることはわかっている」

5位 キミ・ライコネン (ロータス)
「今日はちょっと難しかった。ピレリのウェットタイヤは初めてだったし、インタミディエイトやウェットタイヤがどのように反応するかわからなかった。以前に一度インストレーションラップを完了しただけだったからね。トラックに留まろうとしていたし、安心できる範囲でプッシュしていた。ドライタイヤに交換したとき、熱を入れるのに数周かかってしまったし、バイザーがかなり汚れていたので、ドライラインを確認するのが難しかった。一旦やり方がわかったあとは、よりハードにプッシュすることができた。再び複雑な天候の週末で難しかった。今日はコンディションがかなり変化したので、常に対応して、グリップを見つけることが重要だった。全体的に僕たちは今週末もかなり力強いパッケージがあったと思うので、比較的満足している。今日の5位はオーケーだけど、僕たちはいつももっと良い結果を目指している」

6位 ブルーノ・セナ (ウィリアムズ)
「今日の結果には本当に興奮している。非常にタフなレースでチームのためにポイントを獲得できたことを本当に嬉しく思っている。今日は、難しいコンディションで何ができるかを示すことができる日だった。リスタート後に攻めなければならないことはわかっていたので、懸命にプッシュして、ミスをせず、順位を上げられたことにはとても満足している。チームの全員のためにとても嬉しく思っている」

7位 ポール・ディ・レスタ (フォース・インディア)
「レースのスタートはちょっと混乱していたし、トラブルを避けてトラックに留まっていることが重要だった。赤旗前にマルドナドが僕にヒットするまでかなりうまくいっていた。スピンして、3つ順位が犠牲になった。リスタートでのインターミディエイトタイヤでのペースはとても良かったし、うまく順位を上げて、上位グループに留まることができた。乾いてきたので、他のみんなと同時にドライタイヤに交換した。それが安全な方法だったし、ポイント圏内のポジションを守ろうとした。前のマシン勢にいくつかトラブルがあったのはちょっと幸運だったけど、レースではそのような運も少しは必要だし、僕たちがスタートした位置を考えれば、僕たちは今回の結果にとても満足してここから去ることができると思う」

8位 ジャン・エリック・ベルニュ (トロ・ロッソ)
「18番グリッドからスタートして、最後に8位でポイントを獲得できたのは素晴らしいことだ。スタート後にずっとインターミディエイトでステイアウトしてたし、そのあと赤旗が出たのは助けになった。グリッドでエクストリームウェットに交換することができたからね。セーフティカーの後ろでインターミディエイトで再開していたら、トラックに留まっているのはとても厳しかっただろうね! トラックが十分に乾いたらすぐに再びインターミディエイトに交換するためにピットインしたけど、スピックに交換する前に少しタイムを失ってしまった。その後ディ・レスタを捕えていたけど、僕たちの間に周回遅れがいて追い越すために十分に近づくことができなかったので、状況を管理して、マシンをホームに持ち帰ることに集中した。なので、8位になれて満足しているし、段階的に改善を続けていく予定だ」

9位 ニコ・ヒュルケンベルグ (フォース・インディア)
「2台がポイントを獲得するという今日のパフォーマンスは素晴らしいチームリザルトだと思うし、シーズン初ポイントを獲得できたことをとても嬉しく思っている。かなり難しいレースだったし、雨が状況をかき混ぜたのは確かだけど、僕たちはチャンスを最大限に生かすことができたし、戦略面でも良い判断ができた。今日のウェットコンディションは、これまでレースをしたなかで最悪なコンディションのひとつだったと言わなければならない。レースが中断になる前は視界はほぼゼロだった。レースがリスタートしたときはずっと良くなっていたけど、インターミディエイトでのマシンのバランスに苦しんでいた。ポイント圏内に留まって、前のベルニュを捕えようとしていた」

10位 ミハエル・シューマッハ (メルセデスAMG)
「レースをスタートした位置を考えれば、今日たった1ポイントで終わったのは本当に残念だ。チームが懸命に働いてくれたので、もちろんもっと良い位置でフィニッシュすることを望んでいた。でも、スタート後すぐに後方に接触されてマシンがスピンし、僕の午後が決まってしまった。レース序盤は何も見えなかったのでただただトラックに留まろうとしていたし、レースを中断するという決断は正しかったと思う。リスタート後、ペースはそれほど遅くはいなかったけど、多くのチームが同じだったので、ポジションを得る方法はなかった。今日の結果から、予選のペースをレースに生かすためにまだやらなければならない作業がたくさんあるのは明らかだ。スタッフはすでに状況を打開するためにとても一生懸命に考えていると確信している。でも、1レースで成し遂げられることではないし、時間はかかるだろう。時間をかけていく必要がある」

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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1マレーシアGP