F1 カナダGP 予選:ドライバーコメント
FORMULA 1 GRAND PRIX DU CANADA 2011
1位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「満足している。異なる戦略に専念して、予選が犠牲になった去年から挽回することができた。でも、今年は快適に感じられた。昨日の午前中は荒っぽスタートになってしまったけど、みんなのおかげでマシンを修理することができ、午後には多くのプラクティスを行うことができた。ここでは重要なことだ。理解するのに手際のいるトラックだけど、今日はスムーズな予選セッションができたし、2つの非常に良い走りができた。全体的にとても満足している。今日は間違いなく大きなステップを果たしたけど、大きな仕事は明日だ。コンディションは変りそうだし、雨が降ると確信している。問題はそれがいつ、それくらいかだ。様子を見てみるつもりだけど、1番手からのスタートはベストなポジションだ」
2位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「長かったね。実際、最後にフロントローを獲得したのは2010年のシンガポール以来だ。フェリペがスターティンググリッドで僕のすぐ近くにいるのも嬉しい。マシンパフォーマンスを改善させることにおいて、トラックとホームでのチーム全体がうまく機能しているということだ。僕たちには競争力があり、それができるということを示すことが重要だった。Q3では戦略に少し疑問があった。スタートで一発のラップをした方がいいのか、3回に分けて均等に走った方がいいでね。でも、どれが実際に最高の選択だったかを言うのは難しい。このようなトラックは、他の場所ほど空力ダウンフォースが重要ではないのは明らかだし、僕たちに欠けているものが少し覆い隠されるけど、僕たちがここに持ち込んだアップデートが期待通りに働いているのも事実だし、それはチャンピオンシップのために重要なことだ。僕たちはトップで争うことを望んでいるからね。明日は雨になる可能性があるので、レースはいつもよりもカオスになるだろう。スタートからレッドブルにプレッシャーをかけたいけど、マクラーレンも非常に強いと思う。おそらく彼らのリアウイングは特にウェットトラックでのコンディションにより適しているだろうからね」
3位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「ここまでは素晴らしい週末だ。常に競争力があったし、やっと良いグリッドポジションからスタートできる。明日は天候が難しくなりそうなので、どんな可能性にも取り組める準備をしておかなければならない。昨日からマシンのハンドリングには満足しているし、レースにはとても自信がある。チームはうまく働いているし、これまでのネガティブな結果に終止符を打てることを本当に願っている。ここでレッドブルとのギャップが小さいことは今後のためにも励みになるね。このトラックでのレースが非常に難しいことはわかっているけど、これまで見てきたことを考えると、僕たちのマシンが予選よりレースの方が競争力があることもわかっている。レッドブルはもちろんだけど、明日はマクラーレンが非常に強いと思う。表彰台に上がれれば素晴らしい結果だろうけど、優勝を争えればなおいいね。雨が降ったらどうなるか? 良い質問だね。実際、今年はウェットで走行するチャンスがなかったからね。それに加えて、このトラックはわずかなスリップが非常に高い代償になるので、慎重であることが重要だ」
4位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「良い午後だったし、リカバーの仕方には満足している。今日の予選ではマシンからあまり多くを引き出すことができなかった。KERSを持っていなかったし、それがパフォーマンスに影響した。午前中に問題が発生したあと、スタッフが準備するためにあらゆる手を尽くしてくれたし、フィックスできると確信していたけど、フォーメーションラップで再び動かなくなってしまった。Q3のためにリカバーしようとしたけど不可能だった。ここではフロントローだったら素晴らしかったけど、4番手はトップに近いし、僕たちの一日を考えればセカンドローは悪くはない。明日は長いグランプリだし、天候も雨になりそうなので、面白いレースになるだろう」
5位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「個人的にラップにはとても満足している。これまでの人生で今日の午後くらい懸命にマシンを走らせたことはないと思う。まさに崖っぷちだったし、あるステージではウォールに触れてさえいたと思う。でも、それでやっと5番手だ。それが限界だった。それでも僕たちはすぐにマシンにさらなる改善をもたらすことができると期待している。時間の問題だ。今日の予選ペースよりも明日のレースペースの方が強いことを願っている。バックストレートでコンマ数秒は失っているし、それが予選では妨げになった。7速を長くしているけど、予選でも少し長すぎるかもしれない。でも、オーバーテイクには適しているはずだし、スリップストリームでリミッターに当たることはないだろうから助けになると思う。実際、前のドライバーにチャレンジすることができるはずだ。明日はタフな午後になるだろうけど、ここは常に長くて予測のできないレースになるし、僕たちは確実に戦いの中にいる」
6位 ニコ・ロズベルグ (メルセデスGP)
「全体的に僕たちは今週末良い進歩を遂げているし、予選6番手は良い結果だ。モナコでのペースと比較しても、レースではもっとうまくやれるとかなり自信を持っている。たくさんレースパフォーマンスに取り組んできたし、明日はそれを転化できることを期待している。新しいオプションを1セットを残してあるのも良いことだね」
7位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「望んでいたペースではなかったし、それには少しフラストレーションを感じた。Q3での最後のラップは本当にいい感じだったけど、オーバードライブしてロックアップし始めてしまい、タイムを失ってしまった。最後はニコ(ロズベルグ)を上回る寸前だったけど、6番手スタートが7番手スタートよりもはるかに良いとは思わない。それにグリッドのクリーンな側からスタートできる。いつもレースペースの方が予選ペースよりもいいし、オーバーテイクができるサーキットなので、いくつか順位を上げられることを期待できる。幸い、ソフトとスーパーソフトの両方で一貫性もかなり良さそうだしね。ベストを尽くすし、楽しいレースになると確信している」
8位 ミハエル・シューマッハ (メルセデスGP)
「今日の予選にはかなり満足している。最終ラップのターン4のあと、ちょっと駆動を失ってしまったけど、その他の点ではクリーンなラップができた。なぜそれが起こったのか分析しなければならないけど、それ以外はかなりうまくいった。週末にわたって正しい方向にセットアップを進められているし、午前中のロングランもかなり良さそうだったので、レースはOKなはずだ」
9位 ニック・ハイドフェルド (ロータス・ルノーGP)
「今日できる最大限を成し遂げられたと思うので、かなり満足している。実際、僕たちは少しギャンブルをして明日ウェットコンディションになることを願い、普通よりも多くのダウンフォースで走った。今日はマシンにいくつかマイナーな調整をして、確実にそこからできることを引き出すことができた。ソフトタイヤでの走りにも満足している。昨日は満足できなかったけど、今日は本当に使いこなすことができた。ラップタイムがそれを示していると思う。もちろん、いつだって9番手より高い位置を望むものだけど、トップ10にいることには満足しているし、明日は良いペースを確保して、いくつか順位をあげてこれを改善させたい」
10位 ヴィタリー・ペトロフ (ロータス・ルノーGP)
「路面温度が昨日よりもずっと低かったし、予選を通してタイヤをきちんとウォームアップさせるのがとても難しかった。その結果、グリップが不足していたし、最速ラップで少しタイムを失ってしまった。そうは言っても、ニックと僕はQ3に進むことができたし、モナコでの問題を考えれば良い結果だ。明日に目を向けると、どうなるかを予測をするのは本当に難しい。モントリオールはたいていクレイジーなレースになるし、セーフティカーもその一部だ。それに天気予報も不安定だなので、予想することはできない。その結果、明日はコンディションに適応して、あらゆるチャンスをものにすることが重要になるだろう」
13位 小林可夢偉 (ザウバー)
「僕たちにとってすごく難しい週末です。昨日僕がクラッシュした後、チームは僕のためにスペアシャシーでクルマを作らなければなりませんでした。ここで僕の一番大きな問題なのは縁石の乗り越えです。全体的なグリップもなかったし、限界で走ることは非常に難しかったです。ただ今日はクルマのバランスは少しは良くなっていました。僕の最後のフライングラップは、あとコンマ数秒は速く走れていたはずです。自分としてもかなり攻めていたし、セクター2の中盤までは良かったのですが、リヤウイングの作動に問題がありシケインの手前でクルマのコントロールを失うところでした。僕たちのレースペースはいいはずだし、明日はポイントを獲ることに集中していきます」
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