ルノーF1 「メルセデスとレッドブル・ホンダを倒すことが目標ではない」
今季のルノーF1は、多くのトップスピードとローダウンフォースが要求されるサーキットを得意としているように思われる。スパ・フランコルシャンではダニエル・リカルドが4位、エステバン・オコンが5位と目覚ましいパフォーマンスをみせた。
さらにダニエル・リカルドは、ファイナルラップでファステストラップを記録している。
当初、ルノーF１はファステストラップを記録するために異なる計画を立てていたとルノーのスポーツディレクターを務めるアラン・パーメインは語る。
「我々はコースを楽しむために最も柔らかいタイヤを使うということで事前にチーム内で相談していた。しかしながら、我々はより高いエンジンモードで走ることを選んだため、その計画は実現しなかった」とアラン・パーメインは Auto Motor und Sport に語った。
「だが、ダニエルのレースエンジニアはファステストラップはわずか0.5秒速いだけだと我々に伝えた。その瞬間から彼は加速し始めた」
ダニエル・リカルドは、トップとのギャップがあまりに大きかったことに落胆していると語る。
「トラフィックによって多くのオーバーテイクをしなければならなかったし、4番手になってみたら、そのギャップは大きかった。近づきはしたけど、僕たちにはトップ3のスピードはなかった」
「もちろん、僕たちが彼らを攻撃できたかどうかは疑問だ」
次戦F1イタリアGPが開催されるモンツァはさらにローダウンフォース仕様が重要となるサーキット。
アラン・パーメインは、モンツァでの目標を次のように語る。
「もちろん、我々はトップチームと戦いたいと思っている。だが、極端なことをしようとするべきではない。我々の目標はメルセデスやレッドブル・ホンダを倒すことではなく、チャンピオンシップで3位になることだ」
現在、コンストラクターズ選手権での“ベスト・オブ・ザ・レスト”を巡っての戦いは毎戦で順位が入れ替われる激しい展開となっており、マクラーレン（68ポイント）、レーシングポイント（66ポイント）、フェラーリ（61ポイント）、ルノー（59ポイント）と接戦となっている。
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