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ルノーF1は、レッドブル・レーシングの2019年のF1エンジンサプライヤー決定をオーストリアGPまで待つことはできないとし、このままではオファーを取り下げると警告した。

現在、レッドブル・レーシングは、過去にダブルタイトルを4連覇したルノーとの契約を更新するか、もしくは姉妹チームのトロロッソにF1パワーユニットを供給するホンダとワークス契約を結ぶかを検討している。

ルノーF1は、F1のレギュレーションで定められている5月15日の最終期限を延ばして待つ姿勢を示していたが、レッドブル・レーシング側は再三にわたって態度を保留しており、母国レースとなるオーストリアGPで決定を発表する意向を示している。

レッドブル・レーシングは、F1カナダGPでルノーとホンダが導入した最新仕様のF1パワーユニットのデータを分析したいと考えていた。しかし、報道によると、バック・トゥ・バックの分析を行うために次戦フランスGPでも両パワーユニットのデータを収集することを望んでいるという。

だが、ルノー・スポールF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、レッドブル・レーシングが言っているF1オーストリアGPではルノーにとっては遅すぎ、次戦フランスGPまでに決定しなければならないと述べ、さもなければレッドブル・レーシングへのオファーを取り下げることも辞さないと警告した。

「もう彼らが必要としている情報はすべて揃ったと思う。なぜ彼らが決定をさらに遅らせるつもりなのか私にはわからない」とシリル・アビテブールは Autosport にコメント。

「レギュレーションに記されているように最終期限は5月15日だった。その後、我々は12年間にわたって良好な協力関係を築き上げてきたことを考慮し、少しだけ延長することを受け入れた」

「だが、ある時点を過ぎれば、我々のオファーはもう成立しなくなる。それは彼らが要求したものだ」

「彼らが待つことを望んでいたのはモントリオールであり、我々の新スペック、ホンダの新スペックだった」

「彼らはすべての情報を持っている。これ以上遅らせる理由は絶対にないはずだと思っている」

ルノーとしてフランスGPとオーストリアGPの間まで待つことはできるかと質問されたシリル・アブテブールは「そうは考えていない。単純に我々はコンポーネントを入手する必要があるからだ」とコメント。

「我々はすでに遅れているし、タイミングを決めるのはルノーだ。レッドブルではない」

「通常、我々は週末後に話をする。日曜日の午後はあらゆる感情が高ぶっているので話し合いはしない。全員のテストテロンが少し下がってから議論するつもりだ」

「だが、我々は今週末彼らが言及していたようなタイミングまで待つことはできないだろう」

シリル・アビテブールは、レッドブル・レーシングと仕事を継続していきたいことを明らかにしており、ルノーとであれば、レッドブル・レーシングは今後2年間でワールドチャンピオンを獲得するチャンスもあると考えている。

「我々は頑張ってるが、タイミングを含め、我々にとって受け入れられる条件でなければならない。日付については言及したくない。そうしなければ、その日に皆さんは私に電話してくるだろう」

「日付は決まっているし、彼らもその日を知っている。だが、我々はオーストリアについて話をしてはいない。オーストリアでは我々はそこにいないだろうし、彼らはホンダと直接話し合いを行っていることだろう」

「彼らがオファーを望み、我々がオファーを出した。そのオファーは、今後数日で受け入れられなければならない」

しかし、シリル・アビテブールがフランスGPまでに回答を望んでいることを伝えられたレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「彼はそれを得られないだろう」とコメント。

「オーストリアまでは何も伝えることはできない。我々は待っている真相を得られるだろうし、正しい決断を下すための準備をしたいと思っている」

ルノーとホンダがエンジンにアップデートを投入したF1カナダGPでは、ルノーの新スペックPUを搭載したレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが3位、ダニエル・リカルドが4位に入賞して大量ポイントを稼ぐことに成功した。

一方、ホンダはフリー走行3回目にピエール・ガスリーの新スペックに信頼性トラブルが発生。一旦旧スペックのパワーユニットに戻した後、決勝前に改めて新スペックに交換したことで最後列19番グリッドからのスタートを余儀なくされたピエール・ガスリーはポイント圏外の11位でフィニッシュ。チームメイトのブレンドン・ハートレーはオープニングラップの接触でリタイアを余儀なくされており、わずか5つのコーナー分しかデータを取ることができなかった。

ピエール・ガスリーはレース後、「ホンダの新しいパワーユニットの調子はよさそうです。ストレートで何台かオーバーテイクできたので、今後のレースでは、さらに期待できそうだ」とコメント。

「ホンダはこのカナダGPでアップグレードを投入するために懸命に開発を続けてくれていたし、レースでもよく機能していた」と語っている。

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カテゴリー: ルノー | レッドブル