F1 ルノーF1 レッドブル・レーシング 中国GP
ルノーF1は、中国GPでのダニエル・リカルドの勝利は、今シーズン、同社のパワーユニットがメルセデスとフェラーリとの直接対決で勝てる能力があることを確信させたと語る。

2014年にF1にパワーユニットが導入されて以来、メルセデスのパワーユニットが圧倒的な強さを見せており、レッドブルは年間で3勝以上を達成したことがない。フェラーリも昨年になってようやくメルセデスに挑めるようになった。

2017年シーズン終了時にはパワーギャップが拮抗している兆候はあったが、ルノーのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、今年の冬季テストでパワーユニットがレースに勝てるポテンシャルを秘めていることをわかっていたと語る。

「率直に言えば、バルセロナテスト以降に個人的に感じていたことを実際に確認できたので良いことだ」とシリル・アビテブールは Race にコメント。

「エンジン、通常のコンディッションであれば勝てるエンジンだと感じることができていたが、それを確認できてうれしい。また、かなりパワー重視な非常に長いストレートのあるトラックでも戦えることも確認できた。素晴らしいことだ。だが、我々が予選のパフォーマンスと競争力に引き続き取り組む必要があるという事実に変わりはない」

「我々は中国に少しのものを持ち込んだ。実際、予選パフォーマンスという点ではバーレーンでも持ち込んでいた。小さなものではあるが、フェラーリやメルセデスに問題を引き起こすほどではない」

だが、F1中国GPではフリー走行3回目にダニエル・リカルドの予期せぬターボ故障が発生しており、シリル・アビテブールは、次戦アゼルバジャンGPまでにルノーにやらなければならない仕事がたくさんあると認める。

「土曜日に信頼性の問題があった。率直に言えば・・・ややショックは強すぎるかもしれない。我々が期待していたことではなかったのは確かだ。昨年、我々は問題を把握していたし、弱点をわかっていた。だが、今年この種のトラブルは発生するとは考えていなかった」

「我々はそれが個別のパーツの品質の問題だったのかどうかを理解するために詳しく調査していくつもりだ。我々には多くのサプライヤーがいるし、先週のバッテリー問題と今週のターボ問題は同じクルマで発生したので、何らかの関連があるかどうかを確認していく」

「冬季テストでマクラーレンに発生したターボ故障と類似点があるかどうかも確認する必要がある。それはマクラーレンのシャシー側の潤滑油の問題によるものだった。素早く結論を見つけることができるかを確認するためには全てを結びつける必要がある」

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カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム