クラッシュし損傷したクルサードのマシン(レッドブル)
レッドブルはF1 モナコGPで、マーク・ウェバーが9番手、デビッド・クルサードが10番手だった。

Q2の最後のセッションで、デビッド・クルサードが大クラッシュ。トンネル出口のヌーベルシケインの手前のブレーキングで、突然マシンが右を向き、壁に衝突。エスケープゾーンに突っ込んでいった。クルサードに怪我はなかった。

このクラッシュにより、イエローフラッグが降られ、後続車のタイムアタックを妨げることになってしまった。Q3に進出したが、マシンの損傷により走行を行うことはできず、10番手で予選を終えた。

マーク・ウェバー (9位)
「問題もなくクリアな走行が行えた。かなりタイヤがロックアップしていたが、他と比べて特に悪いセクションというのもなかったので、明日の様子を見るしかない。78周の長いレースだし、天気も不安定だ。ポイント獲得が期待できる」

デビッド・クルサード (10位)
「アクシデントが起きたときは時速185kmぐらい出していたので、かなりの勢いで壁に衝突した。ブレーキを踏んだらクルマが回転したんだ。路面が盛り上がった部分だったのでリヤ・アクスルがロックした可能性もあるが、普通ならそういう場合はブレーキを少しリリースしてやればいい。クルマをチェックしてリヤに何か問題があるのか確認する。かなりのスピードで回転したからね。エンジンブレーキも何もないから、あそこでブレーキを踏むとリヤが軽くなるのは普通だが、それは意識して運転しているので、あんなに激しいアクシデントになったことに驚いている。クルマが戻ってきたらデータを見れば原因が分かるだろう」

クリスチャン・ホーナー
「ひどいアクシデントだったが、デイビッドが無傷だったことが一番重要だ。クルマのダメージも比較的少なかった。今週末はデイビッドにとっては難しい状況が続いている。木曜日にはエンジンスロットルのトラブルがあったし、今朝はギヤボックスの油圧の問題があった。そして、予選ではQ2であの大きなアクシデントだ。それでもグリッド10番手なんだから、ポジティブな結果だと言える。デイビッドも明日の決勝レースは大丈夫だろう。マークは楽に最初の2回の予選セッションを通過している。明日がどんな天気になるかは分からないが、かなり良いポジションだ」

ファブリス・ロム ルノー・プリンシパルエンジニア
「幸いアクシデントの後もデイビッドは大丈夫だったし、Q3まで進出することができた。このコースでのクルマのパフォーマンスはとても良い。このコースでは頻繁にエンジン回転数が高くなるが、新ルールでドライバー補助システムが使えないので、エンジンにとってはとても難しいレースになった。いかにエンジンの回転数を抑えて、クルマを地面にとどめておくかが問題だ」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング