レッドブルF1 フェラーリ“マカレナ”型リアウイングをシルバーストンでテスト

レッドブル・レーシングはRB22の新パーツ評価を進めており、フロントウイングやサイドポッドに加え、リアウイングにも変更を加えた。特に注目を集めたのは、開閉機構を備えたフェラーリ型コンセプトへの独自解釈だった。
シルバーストンで確認された新型リアウイング
フェルスタッペンは水曜日、レッドブルRB22でシルバーストンを走行した。これはフィルミングデーの一環として実施されたもので、チームは複数の新パーツを評価した。
その中には新しいフロントウイングとサイドポッドが含まれていたが、リアウイングにも修正が施されていた。新たに確認された画像では、レッドブルがフェラーリのリアウイング設計に近い独自バージョンを開発していることが示されている。
このフェラーリのリアウイングは、プレシーズンテストで注目を集めたものだった。ストレート上で270度にわたって開閉し、航空機の翼に近い働きで揚力を生み出し、最高速を高める仕組みとされている。
フェラーリとは異なるレッドブルの解釈
フェラーリの設計では、アクチュエーターはリアウイングのエンドプレートフェンス内に配置されている。従来型DRSのような中央アクチュエーターではなく、翼端側に作動機構を置く構成だ。
一方、レッドブルの解釈はフェラーリの機構をそのまま踏襲したものではない。画像上では、中央ピラーがアクチュエーターの役割を担っているように見える。
この違いは、レッドブルが単なるコピーではなく、RB22の空力パッケージに合わせて独自の作動方式を模索していることを示している。

フェラーリもまだ実戦投入していない設計
フェラーリはこのウイングをプレシーズンテスト以降、マシンに搭載してきたものの、グランプリ週末の実戦ではまだ使用していない。
オーストラリアGPと日本GPでは一度も使用されず、中国GPではプラクティスで走らせたのみだった。その後、上海のスプリント予選に向けて、ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールの両車は標準仕様のリアウイングに戻された。
つまり、レッドブルが今回試したコンセプトは、フェラーリ自身もまだレース週末で本格投入に踏み切っていない領域にある。性能面だけでなく、作動の安定性、レギュレーション上の解釈、セットアップへの影響も含めて、慎重な評価が必要なパーツといえる。
RB22の開発方向を示すテスト
レッドブルにとって今回のフィルミングデーは、単なる撮影走行ではなく、RB22の開発方向を探る重要な機会となった。
フロントウイング、サイドポッド、リアウイングを同時に評価していることからも、チームが局所的な修正ではなく、空力パッケージ全体の見直しを進めていることがうかがえる。
フェラーリ型リアウイングの独自解釈は、その中でも特に象徴的な要素だ。実戦投入に至るかはまだ不透明だが、レッドブルが最高速と空力効率の改善に向けて、より踏み込んだ開発を試していることは明らかだ。
Source: RacingNews365
カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング
