レッドブルF1 「我々はフェラーリ、メルセデス、マクラーレンに次ぐ4番手」

メルセデス代表トト・ヴォルフがレッドブルを「ベンチマーク」と評したことに対し、マックス・フェルスタッペンはすでに懐疑的な姿勢を見せていたが、ワシェもまた冷静な分析を口にしている。
「我々がどこにいるのかを正確に言うのは難しいが、間違いなくベンチマークではない。フェラーリ、メルセデス、マクラーレンという3チームが我々より前にいるように見える。現時点の分析では、我々はその後ろだ」
「もちろん、各チームのプログラムや燃料搭載量、エンジンモードの違いがあるため、正確な比較は難しい。分析が間違っている可能性もある。ただ、そこに時間を割きすぎるつもりはない。我々は自分たちのランをどう改善するかに集中している」
ワシェは、2026年レギュレーション下でのマシン特性にも課題を認める。
「自分の仕事に満足することはない。まだ改善すべき点は明らかにある。このレギュレーションではグリップレベルが低く、ダウンフォース量も限られている。低速コーナー立ち上がりでのトラクション管理は大きな挑戦であり、重要な鍵のひとつになるだろう」
実際、トラクションは2025年にも課題となっていた分野だ。
「低速および中速コーナーの出口でのトラクションは、昨年も我々の強みではなかった。今も彼らのほうが明らかに強い。フェラーリとメルセデスのトップスピードも興味深い。特に低燃料時だ。ただ、本当に性能を比較できるのは、メルボルンで全員が同じ燃料量で予選を行うときだ」

ドライバーのフィードバックも弱点分析に直結しているという。
「我々はマックスとアイザック・ハジャーから、どこで他よりタイムを失っているかについて明確なフィードバックを受けている。マシンの弱点ははっきりしている」
一方で、エネルギーマネジメントについては外部の評価ほど楽観視していない。
「初日は理想にやや近かったが、他チームもすぐに同じ方向へ進んだ。今では彼らのほうがわずかに優れているかもしれない。我々が早く“使える解”を見つけただけで、それが最適解だったとは限らない」
それでも、レッドブル・フォード・パワートレインズが開発した新型DM01パワーユニットには一定の手応えを示している。
「エンジン部門が素晴らしい仕事をしたことには驚いている。これだけの距離を走れる状態に仕上げたのは見事だ。我々は3年半前にスタートしたばかりの事実上のスタートアップだ。その状況で独自エンジンを開発し、コース上で見劣りしないレベルに到達しているのは大きな成果だ」
シーズン前の段階で“4番手”と自己評価するレッドブル。その言葉が現実か、あるいは煙幕かは、開幕戦オーストラリアGPで明らかになる。
カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング
