ヘルムート・マルコ レッドブルF1のホーナー解任は「正しい決断だった」
レッドブルのヘルムート・マルコ博士は、マクラーレンの支配により勝利の可能性はほとんどないと最近まで認めていたにもかかわらず、2025年に再びレース勝利を狙えると考えている。

日曜日のモンツァで、マックス・フェルスタッペンが2台のマクラーレンを圧倒して勝利したことで、ミルトンキーンズに拠点を置くチームの雰囲気は一変した。ほんの数週間前、あるいは数日前まで、フェルスタッペンとマルコは今年これ以上の勝利は望めず、選手権争いもすでに終わったと発言していた。

しかしマルコはServus TVに対し、イタリアGPを転換点と表現した。

「それは正しい決定だったと思う」と、クリスチャン・ホーナーに代わってローラン・メキースが就任したチームマネジメントの再編について語った。

「F1の複雑さを考えると、トップにエンジニアがいる方がむしろ良い解決策だ。すべてがより技術的な観点から構造化されることになる」

フェルスタッペンの5度目のタイトル獲得は依然として数学的には可能だが、マルコはこう認めた。「世界選手権は終わった」

「だがいくつか勝利を挙げられればまだ良い。モンツァで我々が示したスピードがあれば、ほぼすべてのサーキットで先頭集団に加わるべきだと思う。できれば自力で」

「うまくいっているのは、チーム全体が最適に協力しているからだ。ドライバーもセットアップに関与していて、我々は今ようやく潜在能力を最大限に引き出せている」

ヘルムート・マルコ F1 レッドブル・レーシング

今月28歳になるフェルスタッペンは、モンツァでの躍進についてより技術的な説明を加えた。

「新しいフロアがあり、さらにモンツァ用リアウイングも手に入れた。ここ数年は持っていなかったものだ」と、4度のワールドチャンピオンは語った。

モンツァ前にはさらなる勝利を諦めていたが、彼もまた見解を変えた。

「もちろんまだサーキットに少し左右されると思うけど、僕たちが今はより接近できていて、これからいくつかチャンスが巡ってくるサーキットがあることを願っている」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング