ヨス・フェルスタッペン レッドブルF1ホーナー騒動に終止符「もう過去のこと」

昨年、ホーナーを巡るスキャンダルとそれに伴うチーム内の混乱において、ヨスは中心的な存在として注目を集めていた。しかし、モナコGPまで、53歳のヨスは長らくF1パドックから姿を消していた。
「しばらく現場にいなかったのは、自分自身の精神状態のためにも良かったのかもしれない」と、元F1ドライバーでもあるヨスはオランダ紙『De Telegraaf』に語った。
「時間が経つと物事の見え方も変わってくるものだけど、スポーツには感情もつきものだ。私はただマックスにとって最善を望んでいるだけなんだ。それがうまくいかないなら、レッドブルも自分たちを見つめ直すべきだ」
ただし、ホーナーとの対立の熱はすでに冷めたと明言する。
「一緒にバカンスに行くような仲ではないけどね」と笑ったうえで、「私はチームの一員ではないし、彼はチーム代表だ。だからお互いに敬意を持つ必要があるし、それはある」と述べた。
「いろいろあったけど、もうどうでもいいことだ」とヨスは続けた。「私は率直に思ったことを言う性格でね。彼らはそれを受け止める必要がある」
「私は誰のためにも変わるつもりはない。絶対に変わらない」
一部では「マックスの父親」という立場以上に干渉しすぎではないかとの声もあるが、ヨスはそれを否定する。
「私は“マックスの父親”以上の存在だ」と強調し、「マックス、レイモンド(フェルスタッペンのマネージャーであるレイモンド・フェルメーレン)、そして私の3人で、常にすべてのことを話し合っている」と明かした。
現在のレッドブルの競争力については、イモラGP前には不安を感じていたというが、その後の展開には安心したという。モナコではマックスが4番グリッドから4位でフィニッシュしたが、ヨスはこう語る。
「確かに前向きな傾向にあると思う」
「モナコは特別なケースだしね。レッドブルの本当の実力は、バルセロナで見えてくると思う」
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