マクラーレンF1の傾向は「ロブ・マーシャルが持ち込んだレッドブルのDNA」

先週、リアム・ローソンの解雇とレーシングブルズへの復帰がオフィシャルとなった際、4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは、この動きを「いじめ」に例えたインスタグラムの投稿を「いいね」した。
ヘルムート・マルコはformel1.deとの会話の中で、マックス・フェルスタッペンの不満を認め、リアム・ローソンを角田裕毅と交代させても2025年のマシンの問題が何か変わるとは思っていないと認めた。
「その通りだ。マックスもそう言っていた」とマルコは語った。
また、ヘルムート・マルコはDe Telegraafに対して次のように語っている。「マックスは、マシンが非常に運転しづらく、もしマシンが改善されればローソンのパフォーマンスも向上するはずだと主張した」
「もちろん我々も開発に取り組んでいるが、それがどの程度の速さになるかはまだ言えない」
興味深いことに、現時点でのトップを走るマクラーレンのハンドリングの難しさについて、ランド・ノリスでさえも不満を漏らしており、それがロブ・マーシャルの仕事の特徴であるのではないかという疑いが生じている。
「そこには明らかに何らかの関連性があると思う」とマルコは言う。「マクラーレンの上昇傾向は、彼が我々の元を離れ、向こうに行った直後にスタートした」
「我々のDNAがそのマシンにある可能性は極めて高い」

興味深いことに、週末に東京で行われたホンダのイベントで、角田裕毅は決定後から「2日間ほど」シミュレーターでRB21と過ごしたことを認め、今週末の鈴鹿で母国での表彰台フィニッシュを夢見ていると語った。
「RB21はシミュレーター上ではそこまでチャレンジングなクルマとは感じなかったです」と角田裕毅はコメント。「ただし、僕のマシンのセットアップは、おそらくマックスのマシンとは異なるだろう」と角田裕毅は語った。「少なくともシミュレーター上では、特に違和感はなかった」
ヘルムート・マルコは、ローソンよりも角田裕毅の方が2025年のレッドブルのマシンを運転した際に良いフィーリングを得たことは、チーム戦略の変更を示唆していることを認めている。
「2台目のマシンには、より扱いやすくアグレッシブさを抑えたセットアップを検討している」とマルコは語った。
「どういうクルマにしたいかっているのはマックスと正直違うと思うし、自分は自分でいいクルマを作って、まずはクルマの理解をして、FP1から徐々に徐々に走っていきたいなと思います」と角田裕毅はコメントした。
24歳の角田裕毅は昨年末にレッドブルの2024年型マシンをテストした際、そのマシンが自分のドライビングスタイルに合っていると説明した。
「ちょっとセールストークも入っていますね(笑)」と角田裕毅は語り、「でも、そこで普通な感じで走れたので、合っているのかなとは思いました」
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