レッドブル・オーナー、ドライバーの平等な扱いを約束
トルコGPでのクラッシュに続き、イギリスGPではフロントウイングを巡っての論争が勃発したレッドブル。
先週マーク・ウェバーは、ミルトンキーンズでチーム代表のクリスチャン・ホーナーと話し合いを行い、ウェバーは不満を述べすぎたと認めている。
ディートリッヒ・マテシッツは、シルバーストン以来初めてこの問題に言及。常にウェバーとベッテルを平等に扱うよう要求していたことを明らかにした。
「もう一度言おう。我々にはナンバー1もナンバー2もない。両方のドライバーにはまったく同じスペックのクルマを与える。シルバーストンでの新しいウイングについての問題は、初めての例外だった」
「もちろん、マークにとっては喜ばしい状況ではなかったが、些細な問題だった」
「我々のマネジメントは、駆け引きがうまくないし、正しくなかったかもしれない」と認めるマテシッツだが、シルバーストンのウェバーによる“ナンバー2”発言は「不必要だった」と認める。
「だが、一方でマークは間違ったことはしていなかった」
「我々は彼らを黙らせるつもりはない。誰もが真実を言うことができる。それがレッドブルの長所のひとつだ」
「彼らの心には、それぞれ第一に自身のドライバーがいることは確かだが、派閥はない」
「我々には世界選手権を戦う2人のドライバーがいる。実際、多くのチームが望む贅沢な問題だ」
ディートリッヒ・マテシッツは、レッドブルが2010年にタイトルを獲得するチャンスがあると確信している。
「今日、誰がチャンピオンになるかと尋ねられたら、『我々のドライバーのひとりだ』と言うだろう。だが、ピットが干渉すべきではない。
マテシッツは、ナンバー1を指定しることは彼の“レース哲学”に沿っていないとし「我々のドライバーは、最初に他方を戦うことをしてちる」と語る。
「優先権はない。私にとって、2人それぞれがチャンピオンとして平等だ」
マテシッツは、ドライバーに最後まで戦わせることが逆効果になり、ライバルにタイトルを手渡す可能性があることは認識している。
「そうならないとは思うが、否定はしない」
カテゴリー： F1 / レッドブル・レーシング
