レッドブルF1首脳 「シミュレーターとコース上の相関関係に乖離」
レッドブルF1のアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ライバルが勢いを増す中、レッドブルが直面している重大な問題を明らかにした。

ヘルムート・マルコによると、シミュレーターがミルトン・キーンズのチームに伝えている情報と実際にコース上で起こっていることとの間に乖離があるという。

レッドブルのアドバイザーは、縁石を乗り越える問題がチームに問題を引き起こしており、それがモナコでの週末を通してチームに影響を与えていると強調した。

「今シーズンは大成功になるだろうという思いで始まった」とマルコはSky Sports Germanyに語った。「そしてオーストラリアで最初の失望が訪れた」

「しかし、根本的な問題はサーキットではない。シミュレーターとトラックの相関関係がうまくいっていない。シミュレーター上では、何の問題もなく縁石の上を走れる」

「本物のサーキット」で調子を取り戻すことを期待
イモラでは金曜フリー走行は苦戦を強いられたものの、マックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得。しかし、マクラーレンのランド・ノリスがレース終盤に追い上げてきたため、フェルスタッペンはそれに対応しなければならなかった。一方、チームメイトのセルジオ・ペレスはQ3進出を果たせず11番手スタート。日曜日には8位まで挽回するのがやっとだった。

しかし、それはチームの苦難の始まりにすぎなかった。モンテカルロ市街地でまたも残念なら金曜日を過ごしたペレスは、予選Q1でノックアウトされた。18番手だったペレスは、ハースの2台の失格により、16番グリッドからのスタートとなる。

一方、フェルスタッペンは早期敗退は免れたが、最後のプッシュラップを中止したため、6番グリッドしか獲得できず、11月から続いていた8回連続のグランプリポールの記録は途絶えた。

「マックスの言葉を借りれば、クルマがカンガルーのようにバウンシングするんだ。それが問題なんだ」とマルコは練習中のフェルスタッペンのコメントを引用しながら説明した。「そしてそれはマイアミやイモラの一部でのセットアップですでに明らかになっている。だから、まずはそこから始めないといけない」

「しかし、バルセロナのような本物のサーキットに来たときには、以前の調子を取り戻せるようにしなければならない」と彼は結論付け、コンストラクターズチャンピオンにわずかな改善の希望を残した。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング