レッドブルF1代表 フェルスタッペン移籍の発言を繰り返すヴォルフに怒り「彼にはドライバーよりも集中すべきことがある」
レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、中国GP後にマックス・フェルスタッペンについて語ったトト・ヴォルフを非難した。

ヴォルフは、ドライバーがどのチームでレースするかを決める要因は複数あると感じていると述べ、ここ数週間、3度のドライバーズチャンピオンであるフェルスタッペンが希望リストのトップであることを公言している。

レッドブルとフェルスタッペンは、現代のグラウンドエフェクト時代に圧倒的な優位性を享受しており、2024年の開幕5戦で4勝目となる中国GPでの圧勝で、グランプリ49戦中38勝を挙げている。

フェルスタッペンはレッドブルで2028年まで契約を結んでいるが、チーム内の権力争いや最近の出来事を考えると、彼が退団する可能性もあると推測されている。

トト・ヴォルフはルイス・ハミルトンの退団を受けて2025年のシート獲得を目指している。

ホーナーはヴォルフの最近の発言について知らされた際、「ここで何を言うか慎重に考えるつもりだ」と語った。

「この件についてマックスと話したか? マックスと話すとしたら、結局は紙切れ一枚の問題ではなく、彼が2028年末までの契約を結んでいることは知っているはずだ。したがって、彼がチーム内でどう感じているか、チーム内での関係や彼のパフォーマンスについて話すことになる」

「トトの問題はドライバーではないと思う。獲得できないドライバーに集中するよりも、他に集中すべき要素があるはずだ」

レッドブル・レーシング

あと何度言わせるのか
今季のレッドブルはコース上での調子に反して、オフトラックでの苦しいスタートとなった。ホーナーに対する疑惑と、チーム内で不安定さが増大しているという噂により、フェルスタッペン陣営が別の選択肢を検討しているのではないかという示唆も含め、シーズン序盤数週間は泥沼化した。

彼のスタードライバーであるフェルスタッペンが、自身の将来をめぐる憶測を自ら打ち消すことを歓迎するかと尋ねられたホーナーは「あと何回言えばいいのかわからない。彼は何度も言っている。私はそれに巻き込まれるつもりはない。時々、それは単にノイズを生み出すように設計されていると思う」と語った。

メルセデスと敵対するヴォルフに一矢報いる機会を逃さなかったホーナーは、2022年の開幕から最新のレギュレーションが導入されて以来、レッドブルが享受している成功に言及した。

「我々は今日、現代においてメルセデスが勝利したレース数を上回った。だからチーム(レッドブル)は好調だ。一体なぜこのチームを離れたいと思うんだ?」とホーナーは主張した。

「現時点でメルセデスはカスタマーに次ぐ3番目のチームなので、彼(ヴォルフ)の時間をドライバー市場よりもチームに集中させた方が良いのではないかと思う」

「ジョージ・ラッセルが25年末で契約が切れると聞いた人はいるだろうか?もしかしたら彼は26年に残ることにそれほど乗り気ではないかもしれない。市場はコロコロと動くからね」

その後、『フェルスタッペンの将来に話を戻し、フェルスタッペンが来季も100%レッドブルに所属すると明言していないことに光を当てると、ホーナーは反抗的な態度でこう答えた。

「マックス・フェルスタッペンが来年どこにいるかということに関して、あいまいな点はないと断言できる」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / メルセデスF1 / マックス・フェルスタッペン