レッドブルF1代表 2024年のF1世界選手権では「収穫逓減の法則」に陥る
レッドブル・レーシングのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、F1で圧倒的な勝利を収めた後、2024年のF1世界選手権ではさらに接近したフィールドに立つことを期待している。

昨シーズン、レッドブル・レーシングは22レース中21勝をあげ、最終的にワールドチャンピオンとなったマックス・フェルスタッペンは全レースラップの75%をリードした。

シンガポールGPでカルロス・サインツだけがレッドブル以外の勝利をもぎ取ったが、メルセデスとフェラーリはオフシーズンはレッドブルとの差を縮めるために懸命に取り組んでいる。

ホーナーは、レッドブルRB20で勢いを維持したいと考えているため、前年比でレギュレーションが安定していることから、この分野は収束すると予想している。

「安定したレギュレーションでは、我々の利益が減少することを十分に予想してるす。なぜなら、我々は他よりも早く曲線の頂点に達したと思うからだ」とホーナーはFormula1.comに語った。

「フィールドは収束しようとしている。我々にとって、それが誰になるかを知るのは困難だ。マクラーレン?フェラーリ?メルセデス?それは我々の後ろで動き続けている。しかし、それが我々が今年に向けて完全に予想していることだ」

レッドブル・レーシング F1

ホーナーはレッドブルの大量コピーを予想
ライバルチームの多くは、2022年のレギュレーションサイクルの開始時にレッドブルが持っていたダウンウォッシュサイドポッド効果にクルマのコンセプトを切り替えた。

レッドブル・レーシングは年間を通じてRB19に大幅なアップデートをほとんど加えなかったが、ホーナーは多くのチームが2024年マシンでレッドbルのマシンをベースに開発を行うだろうと予想している。

「翌年に入ると常にリセットされる。来年になれば、RB19の哲学に似たマシンがもっとたくさん出てくると確信している」とホーナーは語った。

「このビジネスで立ち止まっていると、後退する傾向がある。我々は他チームよりも早くその曲線を上ってきたと思うが、収益逓減の法則に陥っている」

最初の2024年マシンは来月初めに発表される予定で、レッドブル・レーシングが2月15日に最後のチームとなる予定だ。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング