レッドブルF1代表、前人未到の連勝も「自己満足が芽生えることはない」
レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2023年F1シーズンに前人未到の連勝を続けているチームに自己満足が芽生える可能性があるとの指摘を一蹴した。

フェルスタッペンがスパで8連勝を飾ったことで、レッドブル・レーシングは2023年これまでの12レース全勝で連勝記録を伸ばし、歴代記録を更新した。

レッドブル・レーシングは現在、過去13回のグランプリで勝利しておりり、昨年のブラジルGPでジョージ・ラッセルとメルセデスに負けていなければ、その記録は23回に伸びていた。

しかし、全勝を続けているRB19を操るチームの前人未到の支配にもかかわらず、レッドブル・レーシングを率いるは、チームがその栄光に安住していることに対する懸念を否定した。

「そんなことはないと思う。1レース、1セッションをとても大切にしている」とホーナーは語った。「そして、そうやって集中しなければならないと思っている」

「誰も気を抜くことは許されないし、長い長いチャンピオンシップだと思っている」

「レッドブル・パワートレインの舞台裏では多くのことが起こっており、ミルトン・キーンズの舞台裏でも同様に準備が進められている。2026年もそう遠くない。だから、人々の関心を集中させるには十分だ」

レッドブルはライバルチームから優秀なスタッフを引き抜こうと「数多くのアプローチ」を受けており、ロブ・マーシャルはその重要人物の一人としてマクラーレンに向かったが、同様に新しいエンジン部門を設立するために大勢のエンジニアをヘッドハンティングしている。

ホーナーは、レッドブルの目標は大きくなるばかりで、トップを維持するための挑戦は増すばかりだと考えている。しかし、レッドブルの「奥行きの強さ」は、どんな衰退も食い止めるだけの十分な体制が整っていると感じている。

「課題は常に異なります。ハンターであるときは、目の前のターゲットに全員が集中している」とホーナーは説明した。

「突然追われる立場になると、また違った種類のプレッシャーがかかる」

「もちろん、我々にはスタッフやスポンサーなど、あらゆる人々から数多くのアプローチが寄せられている」

「そこに到達することと、そこに留まり続けることは別のことだ。しかし、我々がチーム内に持つ精神や文化は、深い部分で大きな強みを持っており、長期にわたって素晴らしい継続性を享受してきた。それはこのビジネスにおいてとても重要なことでもある」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング