レッドブルF1代表 「アンドレッティは素晴らしい名前だが問題は費用負担」
アンドレッティのF1参入の可能性は、昨年のザウバー・グループの買収失敗から数カ月にわたって噂されており、FIA会長のモハメド・ビン・スレイエムは最近、現時点ではアンドレッティが、直接F1参入の関心を表明した唯一のチームであることを確認した。
アンドレッティは、モータースポーツのブランドとして計り知れない血統を持ち、グリッドに座ることを否定しうるすべての障壁を退ける説得力のあるケースを提示しているにもかかわらず、彼らのF1シーンへの参入は現在のコンストラクターの多くによって拒絶され続けている。
ゼネラルモーターズとの提携でキャデラックの名をF1にもたらすと発表しても、F1チームのボスは頑なな姿勢を崩さず、このプロジェクトの立役者であるマリオ・アンドレッティは、シリーズ全体の成長よりも自分たちの欲を優先させたと既存F1チームを非難するに至っている。
そして、今、クリスチャン・ホーナーはアンドレッティのF1サンユウに対する抵抗は、既存チームへの財政的影響をめぐる論争に起因すると主張すると改めて主張した。
「アンドレッティは素晴らしいブランドであり、素晴らしいチームだ。マリオがF1でやったことは、アメリカ人としても素晴らしいことだ」とクリスチャン・ホーナーはRACERのインタビューで述べている。
「GMとキャデラックは、このスポーツに存在する2つの驚異的なブランドであることは明らかであり、そのことに異論はないだろう」
「しかし、これらのことすべてと同様に、最終的には『誰がその費用を負担するのか』ということになる」
「そして、もしチームがその費用を負担する、あるいはそのために支払額を減らしていると思われたら、当然ながら良いことはないだろうと推測できる」
「支持する2チーム（アルピーヌとマクラーレン）は、アメリカでパートナーシップを結んでいるか、エンジンを供給するつもりだ。他の8チームは、『ちょっと待て、なぜ我々の賞金要素を薄めなければならないんだ』と言っている」
さらに、クリスチャン・ホーナーは、F1のオーナーであるリバティ・メディアの以前のコメントを引き合いに出し、2016年から実施されている現在の10チームのモデルを維持することが、シリーズ全体が経済レベルで繁栄し続けるためにより有益であると述べた。
2026年のF1エンジンレギュレーション変更に合わせたアウディの参戦は、ザウバー・グループの株式の過半数を購入したことですでに確定しており、クリスチャン・ホーナーはアウディのF1への参入ルートが、すべての関係者から新規参入が歓迎される方法の前例になったと考えている。
「その一方で、リバティの連中は『我々はそれにお金を払うつもりはない。ガレージ、ロジスティクス、モーターホームなど、それらすべてを収容する運用上の観点から健全で競争力のある10のフランチャイズに満足している』と言っている」
「彼らは、既存のフランチャイズを獲得して参入してアウディのモデルを好んでいる確信している」
「さらに1つまたは2つのチームを導入すると、現在の10のフランチャイズの価値が希薄化される。もちろん、チーム、特にグリッドの最下位に向かっているチームは、現時点で非常に膨らんだ固有の価値を持っています」
しかし、クリスチャン・ホーナーはアンドレッティのようなチームがグリッドに存在することにメリットを感じており、現在進行中の状況に対して最終的に解決策を見いだせることを願っている。
「解決策が見つかることを願っている。 彼らが既存のチームやフランチャイズの1つと引き継ぐことができれば、よりクリーンになるだろう。だが、どちらも素晴らしいブランドであることは間違いなく、F1では大歓迎されるはずだ」
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