レッドブルF1代表、『戦うな』の指示は「厳密にはチームオーダーではない」 
レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、アゼルバイジャングランプリでの『戦うな』という指示は“厳密には”チームオーダーではないと語り、2人のドライバーのペース差が“大きかった”と説明した。

セルジオ・ペレスはスタートでシャルル・ルクレールからリードを奪い、マックス・フェルスタッペンは、ルクレールがバーチャル・セーフティカーの下にピットインしたときに2番につけた。

そのタイミングでセルジオ・ペレスは5秒のアドバンテージを持っていたが、マックス・フェルスタッペンはミディアムタイヤでペレスに追いつき、15周目に快適な動きでチームメイトを抜いてリードを奪った。

それは、マックス・フェルスタッペンが追跡しているときに、セルジオ・ペレスに『戦うな』と指示した無線メッセージが放送された後だった。

週末前、セルジオ・ペレスがマックス・フェルスタッペンと戦うことを妨げないと語っていたクリスチャン・ホーナーは、チームオーダーだったのかとの質問に「厳密にはチームオーダーではない」と語った。

「より速い車とより遅い車がいるという問題だった、そして、マックスはその時点でチェコに対してかなりのペースアドバンテージを持っていた、そしてチェコは彼のタイヤにかなりヘビーなグレイニングが発生していた」

「それは『1台の車の方が速い場合は、ここのピットウォールにお互いをぶつけないようにしよう。譲歩して、チームにとって最高の結果を得ることに集中しよう』というだけの問題だった」、

「優先順位はフェラーリに対してポイントを最大化することだ。彼らが現時点で非常に速い車を持っていることは分かっているし、物事がどれほど速く好転するかを見てきた」

シャルル・ルクレールのエンジン故障により、レッドブル・レーシングの唯一の現実的な脅威が取り除かれ、マックス・フェルスタッペンはセルジオ・ペレスに20秒差をつけて快適な勝利を挙げた。

「後になってあらためて考えると、彼が経験したリアのデグラデーションは、予選セットアップであまりに後ろに多くのウエイトがかかっていたかもしれない」とセルジオ・ペレスについてクリスチャン・ホーナーは語った。

「マックスは確かにレースで最初のスティントのバックエンドにいたチェコよりも良い状態だったので、それは注目すべきことだ」

レッドブル・レーシング

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / F1アゼルバイジャンGP