レッドブルF1首脳 「バーレーンで投入したアップグレードは0.5秒の価値」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1バーレーンテストでレッドブル・レーシングがRB18に導入したアップグレードは、ラップタイムで0.5秒以上の価値があると語る。

レッドブル・レーシングは、マックス・フェルスタッペンがバーレーン・インターナショナル・サーキットでの3日間のF1プレシーズンテストの最速タイムとなる1分31秒720をマーク。同じ会場で行われる開幕戦F1バーレーンGPにペースセッターとして臨む。

F1バーレーンテストの最終日にレッドブル・レーシングがRB18に導入したアップグレードは、主にサイドポッドに焦点を合わせており、これまでよりもはるかに彫りが深くなっている。

Auto Motor und Sportは、これらのサイドポッドの下の冷却システムも変更され、新しいアンダーボディがRB18に取り付けられたと報告している。このアップグレードは、午前中にセルジオ・ペレスが走らせてすぐに進歩が確認され、午前中のトップタイムをマークした後、午後にマックス・フェルスタッペンによって大幅に引き上げれた。

レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、ラップタイムの工場に非常に満足しており、アップグレードのおかげで0.5秒以上のプラスが確認されたと述べた。

「アップグレードは0.5秒以上を我々に与えてくれた」とヘルムート・マルコはAuto MotorundSportに語った。

同じくF1バーレーンテストでW13に過激な“ゼロポッド”を導入したメルセデスF1のエンジニアは、レッドブルの究極のパフォーマンスに匹敵することに苦労しており、ヘルムート・マルコが提示したのと同じ数値を語った。

「レッドブルはフェラーリの前にいる。我々の計算では0.5秒遅れている」とメルセデスF1nエンジニアは語った。

ジョージ・ラッセルは、F1バーレーンテスト最終日の午後のセッションでメルセデスW13のステアリングを握ったが、メルセデスF1はポーポイズ現象の問題を克服するのに苦労しており、マックス・フェルスタッペンから1.039秒差で4番手タイムでセッションを終えた。

もちろん、各F1チームの最終的なペースはテストでは必ずしも明確ではなく、新世代のF1マシンに移行した今シーズンは、近年よりもさらにその傾向が強い。

報道によると、フェラーリはバーレーンで手の内を見せ、「燃料が少なくフルパワー」で最速タイムを記録したとされている。シャルル・ルクレールのベストタイムは、マックス・フェルスタッペンを0.7秒下回っていた。

しかし、レッドブル・レーシングとメルセデスはどちらもフェラーリの主張を信じていない。

一方、メルセデスF1によると、マックス・フェルスタッペンが最速タイムを設定したときに「エンジンは完全に回転した」とのことだが、「まだタンクに燃料が残っているので、まだまだポテンシャルある」と考えている。

マックス・フェルスタッペン自身は、バーレーンでのプッシュラップで「フルビーンズ(最大限)」を与えている人は誰もいないと述べた。

メルセデスF1に関しては、彼らは時々エンジンを上げていたと報告されているが、ファステストラップの間はそうではなかった。

ヘルムート・マルコは、3日目の午後のセッションでのマックス・フェルスタッペンのロングランなペースも励みになったと語る。

「マックスのロングランは非常に強かった」とヘルムート・マルコは述べた。

Auto Motor und Sportは、RB18はW13と比較してレースシミュレーションのタイヤに優しかったと伝えているが、レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャンホーナーは最小重量を20キログラム増やすことを強く求めてとされ、RB18は「大幅に太りすぎ」と報告されている。

だが、ヘルムート・マルコは「私たちはそおこまでオーバーしてはいあい」と述べ、「10チームのうち7チームはシーズンの初めに少なくとも太りすぎているだろう」と付け加えた。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング