レッドブルF1首脳、フェルスタッペンのPU交換ペナルティの論理的根拠を概説
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、F1ロシアGPでマックス・フェルスタッペンにエンジンペナルティを科すというチームの決定の背後にある理論的根拠を概説した。

マックス・フェルスタッペンは、今シーズン4基目のとなる新品のパワーユニットを投入するため、F1ロシアGPの決勝を最後尾からスタートすることになった。

夏休み以降、マックス・フェルスタッペンにとって、残り8戦でのルイス・ハミルトンとタイトル争いでどこでエンジンペナルティを消化してダメージを制限できるかが課題となっていた。

レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1ロシアGPでの金曜日のプラクティスの後にパワーユニットの2つの要素だけを交換して10グリッド降格と追加するというオプションもあったと語る。

だが、100%の勝利記録を持っているソチ・オートドロームでのメルセデスのペースアドバンテージと、前回のF1イタリアGPでのルイス・ハミルトンとの衝突に対する3グリッド降格ペナルティを考慮した結果、レッドブル・ホンダはパワーユニット一式を交換することを決断した。

「ここではメルセデスがとても強い…予選で3位に終わったとしよう。3+3は6なので、10グリッドペナルティ分を変更して16番グリッドという選択があった」

「しかし、16番グリッドと20番グリッドの間に違いはない。だから、我々はすべてを交換することを選んだ。それは安全であり、今後のレースで攻撃することができる。心配する必要はない」

マックス・フェルスタッペンは、日曜日のレースで何を達成できるかを尋ねられたヘルムート・マルコは「予選は我々にとって重要ではない。レースのセットアップに焦点を合わせている。レースの進行状況にもよる。セーフティカーはあるか?」とコメント

「一方、ザントフォールトで追い抜くことができるとは誰も思っていなかったし、(セルジオ)ペレスは追加のストップで8位に上がったと思う。多くのことが可能だと思う」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1ロシアGP