レッドブル・ホンダF1代表 「後半戦で逆襲に転じてみせる
レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2週連続の失望のレースでチャンピオンシップのレースを奪われたが、夏休み後には“逆襲に転じる”と誓う。

レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、フランスとオーストリアのトリプルヘッダーでメルセデスとルイス・ハミルトンに3タテを食らわし、ドライバーズ選手権で32ポイントのリードを築いていたが、インシンデントに巻き込れた過去2戦で8ポイントのビハンドを背負って夏休みに入ることになった。

F1イギリスGPでは、マックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンに接触され、コプスのバリアに51Gの衝撃でクラッシュ。F1ハンガリーGPではバルテリ・ボッタスが追突したランド・ノリスのマクラーレンがマシンの右側を破壊した。

マックス・フェルスタッペンは、かなりのダウンフォースを失ったにも関わらず10位でチェッカーを受けることができたが、“異常な瞬間”はチャンピオンシップのリードを犠牲にし、コンストラクターズ選手権でもメルセデスがレッドブル・ホンダを12ポイント上回ることになった。

レッドブル・ホンダF1のチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、8月末にスパ・フランコルシャンでのレース再開で逆襲に転じることを約束。不運の連鎖は断ち切られると確信していると語った。

「我々は今年の前半戦で6レースで勝った」とクリスチャン・ホーナーは語った。

「ポイントを獲得しなかったレースを見れば、アゼルバイジャンはマックスのせいではなかったし、シルバーストンもマックスのせいではなかった。ここもマックスのせいではなかった」

「したがって、我々の運も変わるだろう。シーズンの長さにわたってバランスが取られる。私は今年の後半を楽しみにしている」

「チーム全体が十分な休憩をとるに値すると思うし、ドライバーも良い休みを取る。このチャンピオンシップ後半戦は反撃に転じるつもりだし、面白くなるだろう。信じていてほしい」

レッドブル・ホンダF1は、マックス・フェルスタッペンとチームメイトのセルジオ・ペレスの両方がエンジントラブルに加え、発生したすべての事故によるダメージに不満を感じてハンガリーを去った。セルジオ・ペレスは、ターン1の多重クラッシュによってその場でレースをリタイアした。

レース前、マックス・フェルスタッペンはシルバーストンのクラッシュの後遺症と思われる問題によって、使用基数制限の最大値となる3基目のホンダのF1エンジンに交換することを余儀なくされた。セルジオ・ペレスも、クラッシュしたハンガリーでのエンジンは修復不可能と見られており、3基目を投入してグリッドペナルティに近づく予定となっている。

セルジイ・ペレスのエンジン交換が確認された場合、シーズン後半に必然的に両ドライバーとも4基目のパワーユニットに交換した際にグリッド最後尾に落ちることになる。

「確かに役に立たないだろう」とクリスチャン・ホーナーは認めた。

「我々は事故によって多くのダメージを受けており、他のドライバーの行動の結果として2基のエンジンが失われた可能性のある。非常にイライラする」

「だが、1位と2位のポイント差はまだ小さい。我々は夏休みに入る。ここ数レースで非常に不運に見舞われた。ダメージ、パーツ、エンジンはかなり残酷だが、自分自身を磨き、このチャンピオンシップ後半戦で反撃に転じる」

「明らかに厳しい数週間だった。だが、今目にしているように物事は非常に速く好転する可能性がある。そして、このチャンピオンシップはまだ長い道のりだ」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1