カラム・アイロット 「レッドブルF1のジュニアプログラムに恨みはない」
フェラーリとアルファロメオのF1リザーブドライバーを務めるカラム・アイロットは、ティーンエイジャーのときにレッドブルのジュニアプログラムに挑戦したことを後悔してはいないと語る。

マックス・フェルスタッペンがF3での1シーズン後にF1に昇格した後、カラム・アイロットは、カートを卒業してすぐにF3で結果を出すようヘルムート・マルコに求められた。

しかし、前シーズンにマックス・フェルスタッペンが設定した基準を満たせず、カラム・アイロットはすぐにレッドブルのジュニアチームを外された。

それでも、カラム・アイロットは、その決定についてレッドブルに恨みを抱いておらず、その後フェラーリのドライバーアカデミーに参加することできた。

カラム・イロットは、そもそもレッドブルのユースプログラムに参加するようになった経緯を振り返った。

「シルバーストンだったのを覚えている。僕は金曜日にイギリスGPに行って、(ヘルムート)マルコと会った。彼は僕が何歳かと尋ねた」と当時15歳でF3に参戦していたカラム・アイロットは語った。

「彼は『OK、君はカーリンとF3を走っているんだな』という感じだったね」

「もちろん、マックスは一年前にそれをしていた。そして、僕はそれに同意しなかった。そういう意味では共通していたと思う」

「正直なところ、自分が何に放り込まれているのかあまり分からなかった。カートは上手くできていたし、プレシーズンテストは順調だったので、それがどれほど難しいかはよく分かっていなかった」

「そして、もちろん、僕はレースのバックグラウンドを持っていなかった。だから、『あなたがの僕がそれをすることができると言うなら、僕はそれをすることができる。頑張るよ』という感じだった」

「後悔はしていない、結局のところ、そういうに運命だったんだと思う。ポジションに置かれ、それに取り組む必要がある」

その後、フェラーリ・ドライバー・アカデミーの当時のボスであるマッシモ・リヴォラは、ジュニアフォーミュラでのカラム・アイリットの才能を見い出し、フェラーリのユースシステムに入れた。

「ポーで彼と話したのを覚えている」とカラム・イロットは語った。

「リードしていたあるレースでクラッシュした。彼は『君はとても速い。リスクを冒す必要はない。少しリラックスする必要がある』というようなことを言ってくれた。そして、彼は『FDAにあなたを迎えたい。いつか話をする必要があるかもしれません』と言ってくれた」

「彼は早い段階で僕をプログラムに参加させたいと興味を示してくれた。そして、フェラーリと一緒にいることは明らかに特権だった。ノーと言う理由はまったくなかった」

現在、カラム・アイロットは、フェラーリとアルファロメオとのF1テストドライバーとして、チームのエンジニアから情報を収集することにあまりに熱心だったと認める。だが、次のF1シートを獲得するための良い立場にあると感じている。今年、彼はなんとか自分を抑え、チームの現在のドライバーから距離を保つことができた。

「今は少しトーンダウンしたと思う」とカラム・アイロットは語った。

「彼らは週末にやるべき仕事を持っているので、ちょっと自分を抑えなければならなかった」

「彼らと一緒にバーレーンでのテストに行った。それは本当に役に立った。走行していないチームのもう一方と話をし、プログラムについてもう少し理解する時間があった。これはすべての疑問を解決するのに非常に役立った」

「もちろん、学ぶためにそこにいるけど、もう彼らの気を散らさないようにしている」

「毎年F2、毎年F3といった、人生のために戦っているような本格的なチャンピオンシップのストレスはない。リラックスしてすべてを見て、別の環境で学ぶという側面をとても楽しんでいる」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング