レッドブルF1首脳、メルセデスからのリアウイングへの苦情に納得せず
フレキシブルウイングについての話題はここ数週間で収束しているが、レッドブルF1のヘルムート・マルコは、まだメルセデスF1のフロントウイングの柔軟性が調査されていないことについて納得していない。

メルセデスは、F1スペインGP後にレッドブル・ホンダF1のリアウイングが“ベンディ(曲がっている)”っており、コーナーとストレートの両方でアドバンテージを得ていると不満を述べた。

その結果、FIA(国際自動車連盟)はリアウイングの剛性テストを強化。数チームは新しいテスト条件に合致するよう変更を余儀なくされ、レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは“50万ドル(約5500万円)”のコストがかかる可能性があると述べてチア。

レッドブルF1は、メルセデスのフロントウイングも曲がっていると反撃したが、FIAはまだその件について何もアクションを起こしていない。

ヘルムート・マルコは、レッドブルはFIAに圧力をかけてはいないが、FIAがレッドブルのリアウイングと同じように注意を払うことを期待していると語る。

「我々は懸念事項とそのウイングがそれくらい下向きに曲がっているかを明確に示すビデオクリップをFIAに転送した」とヘルムート・マルコは Motorsport-Total に語った。

「それはFIAの手に委ねられており、我々はプレッシャーをかけるような出過ぎた真似はしていない。国際控訴裁判所に持っていくと言っているわけではない。我々は十分な注意が払われることを願っている」

「そうでなければ、我々は驚<うだろう。だが、我々もそれに注目していたはずだ」

レッドブルに影響を与えた今年のチャンピオンシップで行われた変更は、リアウィングテストの変更だけではない。ピットストップルールにも変更があり、チームはストップを遅くする必要がある。レッドブルは1.9秒の記録を保持している。

「少し驚くべきことは、我々を追い詰めるようとしていることが多いことだ」とヘルムート・マルコは語った。

「しかし、ゆっくりと撃ち返している。そして、メディアも、我々が見ているようにそれを認識している。つまり、それはスポーツマンシップに反する敗者の役割であると感じていると思う」

ヘルムート・マルコは、レッドブルがピットストップについて違法なことは何もないと主張する。

「ノー。そこにリストされている安全性の議論は、私の意見では、何の根拠もない」

「タイヤが適切に締められていない場合、レースから外れることになる。その後、マシンを停止する必要がある。それはすべての罰の中で最大だ」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / メルセデスF1