レッドブルF1幹部 「フェルスタッペンの王座獲得のチャンスは潰えてない」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンにはルイス・ハミルトンを倒して2021年のF1ワールドチャンピオンを獲る“十分なチャンス”があると語る。

先週末のF1スペインGPでは、ルイス・ハミルトンがスタートでリードを奪われるも、2ストップ戦略を成功させる強さを見せてマックス・フェルスタッペンを終盤に抜き去り、2戦連続で勝利。ポイント差を14ポイントに獲得した。

「遅すぎる。要約すればそういうことだ」と敗れたマックス・フェルスタッペンは語った。

「実際、他に議論できることはあまりない」

レースでは、マックス・フェルスタッペンがチームとのコミニュケーションに問題を抱えてピットストップ時にタイヤが準備されていないという状況もあった。そのため、総合力でもメルセデスF1の方がはるかに凌駕しているとの見方が強い。

「マックスは尋ねられることなくピットに入ってきた。そして、我々の人々はセンセーショナルに反応した」と語るヘルムート・マルコだが、「予選はまだかなり良さそうだが、レースペースを改善する必要がある」と認める。

実際、レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーも、メルセデスがこれまでのシーズンを通してアドバンテージを持っていると考えている。

「4つのレースすべてで、メルセデスがレーストリムで我々よりもわずかに有利であることがわかった。バーレーンからバルセロナまでね」とクリスチャン・ホーナーは語った。

それでも、レッドブルは、フェラーリのような他のトップチームがすでにリソースを切り替えることで2022年に大きなアドバンテージを得る可能性があるとしても、前進し続けることを誓っている。

「我々は、2022年のマシンと現在のマシンの両方について、夏休みまで開発を続けることを決定した。その後、どうかっているかを見ていく」とヘルムート・マルコは ORF に語った。

マックス・フェルスタッペンのタイトル獲得に希望について質問されたヘルムート・マルコは「まだ十分にチャンスがある」と語った。

「次のシーズンに完全に集中してしまえば、間違いなくF1タイトルを勝ち取ることはできない」

「ポイント差は恐ろしいものではない。スピードを上げる必要があるが、予選とスタートで強みを維持すれば、モナコで状況は良くなるはずだ」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / マックス・フェルスタッペン