レッドブルF1首脳 「角田裕毅はダイヤの原石。燃やすつもりはない」
レッドブルF1は、印象的なF1デビューを果たした角田裕毅をアルファタウリからあまりに早くレッドブル・レーシングに昇格させることで“燃やすつもりはない”と主張する。

7年ぶりの日本人F1ドライバーとなった角田裕毅は、先週末のF1バーレーンGPで素晴らしいパフォーマンスを披露し、わずか1戦で未来のF1スターとしての地位を確立した。予選Q1で2番手タイムを記録した角田裕毅は、最終ラップでアストンマーティンF1のランス・ストロールをオーバーテイクして9位入賞を果たしている。

角田裕毅のペースと彼を取り巻くメディアの評価は、2022年にメインチームであるレッドブル・レーシングに昇格する枠内にいる可能性があるという提案をすでに促している。

しかし、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、角田裕毅には明るい未来があることははっきりしていると信じているが、そのような過剰なストーリーに注意を促している。

ヘルムート・マルコは、過去に昇進させたダニール・クビアト、ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボンが、レッドブル・レーシングでポテンシャルを十分に発揮できなかったことを十分に認識しており、今回は急いではいけないという感覚を持っているようだ。

Formel1.deとの独占インタビューで、ヘルムート・マルコは角田裕毅が与えたインパクトを賞賛しつつも、レッドブルは我慢する準備ができていると語った。

「彼がマシンを飛ぶように速く走らせる方法は素晴らしい」とヘルムート・マルコは角田裕毅について語った。

「彼はカリスマ性があり、面白い男でもある。彼を迎えることができてとてもうれしく思っている」

だが、角田裕毅が2022年にレッドブル・レーシングのドライバーを務める見通しについては「まず我々には23戦あるので、状況がどのように発展するか見てみよう」と語る。

「裕毅は信じられないほどのダイヤの原石だ。我々は彼を燃やすつもりはない。成長ぶりに目を向けて、タイムリーに決定を下していきたいと思っている」

角田裕毅がレッドブル・レーシングに移籍することは、現在1年間の契約を結んでいるセルジオ・ペレスにとって悪いニュースになるだろう。

セルジオ・ペレスは、バーレーンで複雑な週末を過ごした。予選でQ2敗退を喫したが、ピットレーンからスタートとなった決勝では挽回を見せて5位入賞を果たしている。

ヘルムート・マルコは、セルジオ・ペレスのレースペースについては心配していないが、今後の鍵は予選ラップをまとめることだと語る。

「レーススピードはフェルスタッペンと同じレベルだ」とヘルムート・マルコはセルジオ・ペレスについて語った。

「フリーエアにいたときは、同じタイムを刻んでいた。したがって、これまでのところとても良い。残念ながら、予選ではそうではなかった」

「ポジティブなことはほとんどのタイムを失っていたのがターンン1だったことだ。すでにテスト中、セクター3で、彼は平均してマックスよりも速かった。唯一の問題は、ラップをまとめる必要があるということだ」

「しかし、予選でも彼はマックスにもっと近づくと確信している」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / スクーデリア・アルファタウリ / 角田裕毅