レッドブルF1、フェルスタッペンのフロントウイングの調整ミスを確認
レッドブル・ホンダF1は、F1トルコGPで2回目のピットストップ時のフロントウイングに調整ミスにより、マックス・フェルスタッペンのマシンがはるかに運転しづらいマシンになっていたことを認めた。

F1トルコGPでマックス・フェルスタッペンは2回のスピンと複数回のコースオフなど精彩を欠き、6位でレースを終えた。

フロントロー2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンだったが、蹴り出しで出遅れていくつか順位を失った。第1スティントで失ったポジションを取り戻したフェルスタッペンは、フルウエットからインターミディエイトに交換した最後のドライバーグループの一人だった。

マックス・フェルスタッペンは、ペースを生かしてセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)にオーバーカットを成功させた。コース上で最速のドライバーの一人だったフェルスタッペンは、2番手を走行するセルジオ・ペレスにプレッシャーをかけ始めた。

しかし、マックス・フェルスタッペンは、バックストレートへのコーナーでコースオフを喫し、グリップの少ない緑色のエスケープエリアでコントロールを失ってスピン。幸いなことに何にぶつかることはなかったが、タイヤにフラットスポットを作ったことでタイヤ交換を余儀なくされた。

だが、その後はそれまでのスピードを失い、後半にはアレクサンダー・アルボンの後ろでまたスピン。なんとか追いついて抜くことができたが、コース上にマシンをとどめてることに苦戦を強いられていた。

マックス・フェルスタッペンは、これまでで最高のレースではなかったと認め、2回目のピットストップにおけるフロントウイングの調整によって空力バランスが崩れていたことを明らかにしている。
「基本的にすべてがうまくいかなかった」とマックス・フェルスタッペンは Telegraaf に語った。

「フロントウィングの調整が完全に間違っていたことが判明した。一方の側では、フロントウィングのセットアップが本来あるべきものよりも7度足りなかった。実際、それはかなり大きい」

「通常、あちこちで1度くらい調整をする。でも、7度はかなりだ。そうなるとドライバーとして何ができる? その結果として、ほとんど何も機能していなかった」

レッドブル・ホンダF1は、その後、Formula1.com の取材に対して、マックス・フェルスタッペンのフロントウイングの調整に誤りがあったことを確認。フロントウイングの片側が7度足りない状態で走っていたことを認めた。

マックス・フェルスタッペンは「通常、予選でも最大0.5度しかウイングを調整しない。あまりにもオーバーステアが多い状態で運転したし、ステアリングホイールの他の設定でそれを調整しなければなならなかったけど、それで多くのトラクションを失った。そのため、数周後、右フロントタイヤが劣化していた。難しかった」と語った。

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