レッドブル・ホンダF1 分析:フルウエットならポールポジションを獲れた?
レッドブル・ホンダF1は、F1トルコGPでのタイヤ選択が間違いだったことを認め、マックス・フェルスタッペンがフルウエットタイヤのままで最後のアタックに挑んでいればポールポジションを獲れていただろうと語る。
再舗装されてグリップが低い新しい路面、追い打ちをかけるようなウエットコンディションでもマックス・フェルスタッペンは他を凌駕する速さを見せていた。予選Q3最後のアタックでインターミディエイトタイヤを装着するまでは・・・。
予選最後にタイムシートのトップに立ったのはF1初ポールポジションとなるレーシング・ポイントF1のランス・ストロールだった。雨で良い走りを見せていたとはいえ、雨天でそこまで強くなったがレーシング・ポイントのマシンでインターミディエイトタイヤをうまく機能させ、マックス・フェルスタッペンに0.290秒差をつけてタイムシートのトップに立った。ピンクメルセデスがインターミディエイトをうまく機能させたことはチームメイトのセルジオ・ペレスがレッドブル・ホンダ勢に割って入る3番手に繰り込んだことからも明らかだった。
レッドブル・ホンダF1の両ドライバーはインターミディエイトを機能させることができなかった。マックス・フェルスタッペンは「フルウエットのコンディションでは問題がなかったタイヤも、インターミディエイトタイヤを装着するとライバルと比べてうまく発動させることができませんでした」と語り、アレクサンダー・アルボンも「今日はタイヤを機能させられるかどうかがカギとなったし、Q3のインターミディエイトタイヤでの走行時にとても苦戦した」と語っている。
マックス・フェルスタッペンはフルウエットタイヤでは他のドライバーよりも2秒速いタイムを記録していることもあった。だが、トラックが乾き始めたコンディションでマックス・フェルスタッペンも他のドライバー同様にインターミディエイトに交換した。
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、それが間違った選択だったと認める。
「そのタイヤはコンディションにとっては最悪さったが、それでもポールに立っていただろう」とヘルムート・マルコはマックス・フェルスタッペンがフルウエットで続けていたらどうなっていたかを分析する。
また、マックス・フェルスタッペンはタイヤ交換によってコースに出たタイミングも悪く、時間どりにタイヤの温度を上げることができなかった。
「タイミングが悪かった」とヘルムート・マルコは続ける。
「マックスはキミ(ライコネン)に1周半にわたってスタックしていた。それはタイヤの温度に大きな影響を与える」
フルウエットのままだったらポールポジションを獲得できたかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「当時のトラックにはインターミディエイトに傾いていたけど、ウエットタイヤでも同じタイムで走れるんじゃないかと思うほど感触は悪かった。インターミディエイトタイヤでは何かがうまくいかなかった」
「もっと速く走れたかもしれないけど、以前のマシンのバランスに比べてグリップがなかった。たぶん適切なタイヤではなかったかもしれないけど、良くなかった。以前と比較してあのタイヤに交換してもっとうまくやれるはずだった。エクストリームタイヤでの最初のコンパウンドでは他の全員に対して快適だったし、間違いなく僕たちはそこで何かを逃した」
「グリップがなかった。フロントタイヤのね。特に水が多いところではとても苦労した。高速コナーでは問題なかった。でも、衝撃的なくらいフロントタイヤがまったくグリップしななかった」
コンディション、タイヤの摩耗度合いなど様々な要因が組み合わさるため一概にフルウエットでランス・ストロールを上回れていたかは疑問が残るが、例えば、Q1最初の雨が降り始めたタイミングではインターミディエイトとフルウエットのタイム差はほとんどなかった。
ひとつ言えることは、それだけ、今回の予選はレッドブル・ホンダF1とマックス・フェルスタッペンにとってはシーズン初ポールポジションのチャンスであり、悔しい結果だったということだ。
カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1トルコGP
再舗装されてグリップが低い新しい路面、追い打ちをかけるようなウエットコンディションでもマックス・フェルスタッペンは他を凌駕する速さを見せていた。予選Q3最後のアタックでインターミディエイトタイヤを装着するまでは・・・。
予選最後にタイムシートのトップに立ったのはF1初ポールポジションとなるレーシング・ポイントF1のランス・ストロールだった。雨で良い走りを見せていたとはいえ、雨天でそこまで強くなったがレーシング・ポイントのマシンでインターミディエイトタイヤをうまく機能させ、マックス・フェルスタッペンに0.290秒差をつけてタイムシートのトップに立った。ピンクメルセデスがインターミディエイトをうまく機能させたことはチームメイトのセルジオ・ペレスがレッドブル・ホンダ勢に割って入る3番手に繰り込んだことからも明らかだった。
レッドブル・ホンダF1の両ドライバーはインターミディエイトを機能させることができなかった。マックス・フェルスタッペンは「フルウエットのコンディションでは問題がなかったタイヤも、インターミディエイトタイヤを装着するとライバルと比べてうまく発動させることができませんでした」と語り、アレクサンダー・アルボンも「今日はタイヤを機能させられるかどうかがカギとなったし、Q3のインターミディエイトタイヤでの走行時にとても苦戦した」と語っている。
マックス・フェルスタッペンはフルウエットタイヤでは他のドライバーよりも2秒速いタイムを記録していることもあった。だが、トラックが乾き始めたコンディションでマックス・フェルスタッペンも他のドライバー同様にインターミディエイトに交換した。
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、それが間違った選択だったと認める。
「そのタイヤはコンディションにとっては最悪さったが、それでもポールに立っていただろう」とヘルムート・マルコはマックス・フェルスタッペンがフルウエットで続けていたらどうなっていたかを分析する。
また、マックス・フェルスタッペンはタイヤ交換によってコースに出たタイミングも悪く、時間どりにタイヤの温度を上げることができなかった。
「タイミングが悪かった」とヘルムート・マルコは続ける。
「マックスはキミ(ライコネン)に1周半にわたってスタックしていた。それはタイヤの温度に大きな影響を与える」
フルウエットのままだったらポールポジションを獲得できたかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「当時のトラックにはインターミディエイトに傾いていたけど、ウエットタイヤでも同じタイムで走れるんじゃないかと思うほど感触は悪かった。インターミディエイトタイヤでは何かがうまくいかなかった」
「もっと速く走れたかもしれないけど、以前のマシンのバランスに比べてグリップがなかった。たぶん適切なタイヤではなかったかもしれないけど、良くなかった。以前と比較してあのタイヤに交換してもっとうまくやれるはずだった。エクストリームタイヤでの最初のコンパウンドでは他の全員に対して快適だったし、間違いなく僕たちはそこで何かを逃した」
「グリップがなかった。フロントタイヤのね。特に水が多いところではとても苦労した。高速コナーでは問題なかった。でも、衝撃的なくらいフロントタイヤがまったくグリップしななかった」
コンディション、タイヤの摩耗度合いなど様々な要因が組み合わさるため一概にフルウエットでランス・ストロールを上回れていたかは疑問が残るが、例えば、Q1最初の雨が降り始めたタイミングではインターミディエイトとフルウエットのタイム差はほとんどなかった。
ひとつ言えることは、それだけ、今回の予選はレッドブル・ホンダF1とマックス・フェルスタッペンにとってはシーズン初ポールポジションのチャンスであり、悔しい結果だったということだ。
カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1トルコGP