レッドブルF1代表 「1ストップレースがF1を退屈なものにしている」
レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、1ストップレースがF1を退屈にしているというルイス・ハミルトンの意見に同調している。

先週末のF1ベルギーGPは、予報された“スパ・ウェザー”もなく、ルイス・ハミルトンが最初から最後までレースをリードするというF1スペインGPと同じ光景がみられた。

特にレース終盤には、上位勢がF1イギリスGPでのパンクを繰り返さないようにタイヤを管理してトラックを周回しているだけだった。

優勝したルイス・ハミルトンは「見ている人にとって最もエキサイティングなレースではなかったと思う。僕がファンとして今日のレースを見ていたら、ハイライトにしか注目しなかっただろう」とコメント。

ルイス・ハミルトンは、2022年の大幅なレギュレーション変更が“先行マシンに続くことができ、もっと接戦ができる異なる形のレース”をもたらしてくれることを期待していると述べた。

F1スペインGPを3位で終えたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンもレース後“退屈”“楽しくなかった”と語っており、チーム代表のクリスチャン・ホーナーはこの問題について検討した。

「1ストップレースは常に退屈だと思う。2~3ストップのレースが必要だ。それは順位をかき回し、戦略をかき回す」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

「1ストップレースでは常にドライバーがタイヤを節約するために走っているのを目にしている。それは非常に厳しいものだと思う」

「マシン間にオフセットを作り出すためには、さらに戦略の多様性が必要だと思う。レースで採用することができる戦略の量を増やすが我々が最もやる必要がある最も基本的なことだ」

「ベルギーではかなり多くのドライバーが1ワンストップ戦略を採ることを選択た、それがエキサイティングなグランプリを生み出すことは決してないだろう」

だが、F1レースディレクターのマイケル・マシは、必ずしも1ストップが問題の原因であるとは確信していない。

「エキサイティングな1ストップレースを見たことがあると思うので、1ストップレースと退屈なレースをつなぐのは少し厳しいと思う」とマイケル・マシは語った。

「退屈な2ストップレースもあれば、エキサイティングな2ストップレースもあった。その観点からはサポートするという考えではないと思う」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1