レッドブル・ホンダF1 「予選モードが禁止になればポールを争える」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1ベルギーGPから予選モードが廃止されれば、レッドブル・ホンダはメルセデスとポールポジションを争えるようになる可能性が高いと考えている。

今週、FIA(国際自動車連盟)は、突然F1エンジンの“予選モード”を禁止するという計画を発表した。これは今シーズンの予選でのメルセデスの圧倒的な強さを抑えるの策だと考えられている。

ヘルムート・マルコは、以前からメルセデスが“パーティーモード”と呼ぶパワーブーストでタイムを大幅に節約していると繰り返してきた。

「メルセデスのパーティーモードは非常に強力だ。予選中、彼らのエンジンモードは1周あたり0.7~1秒は向上する。バルセロナでは、2つのストレートがあるため、我々は予選でメルセデスに近づくことはできないだろう」とヘルムート・マルコは RTL に語る。

だが、予選モードが禁止となると異なるシナリオになるかもしれない。ヘルムート・マルコは、スパ・フランコルシャンでマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得できる可能性もあると考えている。

「バルセロナでは不可能だが、技術的な変更の後、スパ・フランコルシャンではポールポジションを獲得できる可能性がある」とヘルムート・マルコは語った。

マックスフェルスタッペンは、メルセデスとのギャップが完全になくなることを期待していないが、強力なツールを失うことは確かに役立つだろうと語る。

「それがギャップを完全に埋めることにはならないと思うけど、彼らはQ2とQ3でより多くの追加のパワーを持っていると思う」とマックス・フェルスタッペンは語り、パルクフェルメ規則ではマシンに変更を加えることはできないので、予選モードの禁止は論理的だと語る。

「残りはすでに削減されているので、理解できることだ」

FIAは、複雑なパワーユニットのすべてを制御できなくなったため、変更を加えると述べている。昨年、フェラーリのF1エンジンの不正行為疑惑が大きな問題となった。

マックス・フェルスタッペンは、シーズン中に変更が行われることも論理的だと考えている。

「レッドブルが支配的だったとき、シーズン中に多くのことが禁止された。それは何も悪いことではない。すべての支配的なチームはいつもシーズン中に何かを奪われてきた。それはレッドブルが支配的だった時代とそれ以前のフェラーリにも当てはまる」

だが、マックス・フェルスタッペンは、最大のライバルのアドバンテージが失われることは必ずしもフェアなことではないと考えている。

「メルセデスはエンジンに追加のパフォーマンスを見つけるために懸命に仕事をしてきた。あまりフェアなことだとは言えない」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1