レッドブルF1幹部 「新型コロナウイルスは大げさに議論されている」
レッドブルF1のモータースポーツを務めるヘルムート・マルコは、新型コロナウイルスは大げさに議論されていると感じており、インフルエンザの死亡例を挙げた。

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、F1中国GPは延期、F1バーレーンGPは無観客レースが決定。イタリアではフェラーリの本拠地マラネロを含めた地区が閉鎖され、4月3日まで約1600万人が隔離されることになった。

「我々たちはポジティブに考えなければならない。中国では、ウイルスはすでに減少している」とヘルムート・マルコは Speedweek.com に語る。

「メルボルンとバーレーンでのレースは通常どおり行われる。ベトナムの継続についてはまだ心配する必要がある」

ヘルムート・マルコは、アルファタウリのスケジュールに影響は与えていないと当たる。

「飛行機は悩まされることがある。再予約が必要になのは確かだ。主にドバイ経由でオーストラリアに入国するが、香港とシンガポールの空港に問題がある。悩ましいが、最終的に着くことができるだろう。いずれにしろアルファタウリの大部分はすでにオーストラリアにいるし、チーム代表フランツ・トストと話をした。

ヘルムート・マルコは、様々な国でのパニックには幾分不安があると語る。

「タイではウイルスの拡散はすでに抑制されている。感染者は50人のみだ。ベトナムでは、ウイルスに感染しているのは30人だけだ。全体が大げさに議論されていると思う。これはインフルエンザです。その病気で亡くなっている大部分の高齢者だ」

ヘルムート・マルコは、オーストリアでインフルエンザで毎年1700人が亡くなっていることを指摘する。

「ドイツでは2万人だ。新型コロナウイルスの危険性はインフルエンザの危険性ほど大きくない」

それでも、ファエンツァに拠点を置くアルファタウリでは、新型コロナウイルスを防ぐためにいくつかの対策を講じているとヘルムート・マルコは認める。

「握手はしない、毎回手を洗うときに消毒剤を使用する、可能であれば自宅で仕事をしたりするなどだ」とヘルムート・マルコは語り、残りのF1シーズンが通常どおり実現できることを期待していると語る。

「繰り返すが、ウイルスは中国で減少している。そして、ヨーロッパのレースが始まるまであと6週間ある」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / スクーデリア・アルファタウリ