レッドブル・ホンダF1代表 「F1マシンに著作権は存在しない」
レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1で一般的な現象となっている小規模チームがパーツを購入したり、単に上位チームの設計をコピーするという行為はまったく問題ではないと語る。

ハースF1チームが行ったフェラーリからF1レギュレーションの部品一覧に掲載されていないパーツを購入してマシンを製造するモデルは批判の声が向けられていた。

そして、今年はレーシング・ポイントF1チームが昨年の優勝マシンであるメルセデスW10に酷似した新車を登場させたことで“コピー論争”が再熱している。

クリスチャン・ホーナーは、今年のF1バルセロナテストで上位チームとはミッドフィールドのギャップが縮まったおり、特にレーシング・ポイントF1チームに感銘を受けたと語る。

「彼らはミッドフィールドのチームのなかで最大の一歩を踏み出したと思う。あのマシンはメルセデスのように見えるが、色が違う」とクリスチャン・ホーナーは、レーシング・ポイントRP20が昨年のメルセデスの明確なコピーであることに言及。

「私としてはそれで問題ではない。なぜ小規模チームがそれをしてはいけないのか? はっきりと機能するものをコピーすることは、アルファタウリもある程度やっていることだ」

「より素早く競争力を高めることができれば、特にチーム間の差が小さくなる場合、F1にとってプラスになる。F1には著作権は存在しない」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1