レッドブル・ドライバー、2009年シーズンと冬の予定
レッドブルのセバスチャン・ベッテル、マーク・ウェバー、そしてデビッド・クルサードが、テーブルを囲み今シーズンの感想と冬の予定について話をした。
デビッド・クルサード: マーク、今シーズンは骨折を抱えてのスタートだったが、これまでで一番良いシーズンになったね。どうやって、あんな大変な状況から立ち直ったんだい?
マーク・ウェバー: 第4戦以降はレース終了後に痛みを感じるようなこともなかったが、最初の数戦も骨折の影響はなかったと思う。レースの最中のアドレナリンはすごいね。でも、最初から日を追うごとに良くなるのは分かっていたからね。
デビッド: セブにとっては素晴らしいレッドブル・レーシングのデビュー・シーズンになったね。契約を交わした時は、ここで、こんなに良いシーズンを振り返ることになるとは思わなかったんじゃないかな?
セバスチャン・ベッテル: クルマを発表した時から力強い戦いができるだろうとは思っていたんだけれど、蓋を開けてみたらとてもコンペティティブだった。チームにとっても、ぼくにとっても最高のシーズンだった。自信をもって良い成績だけれど、来年はもう一歩前進したい。
デビッド: 今年は何が自分の強みで、何が弱点だったと思う?
マーク: 今年は、ぼくを含む多くのチームにとって初めてのことが多い1年だったが、完ぺきなレースウィークエンドという意味ではまだまだだったと思う。どんなスポーツでも安定したパフォーマンスは重要だし、ポイントが獲得できないレースがあったというのも、ぼくたちに足りなかった部分だ。ほとんどのチームはやっつけることができたが、まだ1チームはぼくたちよりも良い仕事をしている。だから、来年の目標は彼らを破ることだ。
セバスチャン: 全体的には良い仕事ができたと思うが、チャンピオンシップ優勝を果たすには、全レースを完走しなければね。いくつか小さな問題はあったが、ぼくたちはひとつのチームなので、こういった問題も共に乗り越えなければならないと思う。色々なことを学んだので、来年はもっと力があることを証明したい。
デビッド: 実際のリザルトは置いておいて ― 今シーズンは、どのレースが自分にとってのベストレースだった? どのレースが思い出したくないレース?
セバスチャン: 一番難しかったのは中国。1−2フィニッシュだったが、水びたしだったので、アクアプレーニングを起こしてコントロールを失わないように、1周1周を集中して走らなければならなかった。 大勢のドライバーがコースアウトしたおかげで邪魔されずに走ることができたので、ぼくたちはとても速かった。今シーズンのベストレースのひとつだ。一番良くなかったレースはモンツァ。1ポイントを獲得したが、全体的にうまくいかなかった。
マーク: 一番大きなペナルティで一番大きなチャンスを失ったのが鈴鹿。明らかにクルマはとても調子が良かったが、第3プラクティスのミスでシャシーにダメージを負い、予選に出場できなかった。一番良かった週末はニュルブルクリンクだが、ブラジルでも満足な戦いができた。週末を通してスピードがあり、難しいコンディションでもトップグループを走り続けることができた。
デビッド: 今年は成績が良かったから大勢のファンがチームを応援してくれたけれど、レッドブル・レーシングを応援してくれたファンに言いたいことは?
セバスチャン: ぼくたちにとっても、もちろんとても重要なシーズンだったが、観客にとっても同じなのだと思う。だから、今年はファンのコミュニティがとても大きくなった。これはとても良いことだ。もちろん、応援してくれたファンに感謝している。今年は応援してくれるファンの数も増えて嬉しかった。
マーク: チームとして成長するぼくたちの様子をファンのみんなも喜んで見守ってくれた。彼らのためにも、今後、もっと頑張りたい。
デビッド: セブ、今年のレースのおかげで、女性にもてるようになったのでは?
セバスチャン: 第1にぼくはドイツ人だし、第2にDCみたいにハンサムじゃないから、それほど簡単じゃないんだよ。
デビッド: ドイツ人の何が悪いの?
セバスチャン: いつも言うじゃないじゃないか、お前はドイツ人だから望みなしだって!知らない人がぼくのことを知っているのは不思議な気分だけど、慣れるしかない。女性に関しては、今のところコントロールできているよ!
デビッド: エイドリアン・ニューウェイの優勝後のパーティーは有名で、自分の家や他人の家の芝生を滅茶苦茶にしているそうだが、今年は優勝を祝うパーティーはやった?
マーク: ブラジルの後、同じ飛行機で帰った時、ずっと眠らなかったじゃない。お酒に関してはあまり経験がなけれど、毎週末、グランプリに優勝できるわけじゃないからね…イギリスGPの後、パーティーがあったのだけど、夜中だというのに、灯台みたいに電気がついたり消えたりしているのが見えたんだ。エイドリアンがすごいクルマで、きれいな芝生の上でドーナッツをやっていたんだよ。歳を取ってもワイルドなままだよね。
セバスチャン: ぼくの家の庭はそんなに大きくないよ!今年はいくつか優勝があって、ドイツに帰った時に友達と良い時間を過ごすことができたけど、特別な事もワイルドな事もやってないよ。
デビッド: 遊んだんじゃない?
セバスチャン: そんなすごいことはしていないよ!ちょっと飲んで楽しい時間を過ごしただけ。自慢できるようなことは残念ながら何もないよ。
デビッド: 冬の休暇は何をして過ごす?
マーク: まずはレッドブルとルノーとの仕事が沢山あるし、11月後半は脚の出術があるので、その後の4週間はおとなしくしていなければならないね。クリスマスはオーストラリアへ帰って、ボクシング・デー・テストのオーストラリア対パキスタン戦を観るので楽しみだ。
セバスチャン: 休暇は取るけれど、来シーズンの仕事がすぐに始まる。家族や友達と時間を過ごす。山に行ってスキーやスノーボードをすると思う。
カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング
デビッド・クルサード: マーク、今シーズンは骨折を抱えてのスタートだったが、これまでで一番良いシーズンになったね。どうやって、あんな大変な状況から立ち直ったんだい?
マーク・ウェバー: 第4戦以降はレース終了後に痛みを感じるようなこともなかったが、最初の数戦も骨折の影響はなかったと思う。レースの最中のアドレナリンはすごいね。でも、最初から日を追うごとに良くなるのは分かっていたからね。
デビッド: セブにとっては素晴らしいレッドブル・レーシングのデビュー・シーズンになったね。契約を交わした時は、ここで、こんなに良いシーズンを振り返ることになるとは思わなかったんじゃないかな?
セバスチャン・ベッテル: クルマを発表した時から力強い戦いができるだろうとは思っていたんだけれど、蓋を開けてみたらとてもコンペティティブだった。チームにとっても、ぼくにとっても最高のシーズンだった。自信をもって良い成績だけれど、来年はもう一歩前進したい。
デビッド: 今年は何が自分の強みで、何が弱点だったと思う?
マーク: 今年は、ぼくを含む多くのチームにとって初めてのことが多い1年だったが、完ぺきなレースウィークエンドという意味ではまだまだだったと思う。どんなスポーツでも安定したパフォーマンスは重要だし、ポイントが獲得できないレースがあったというのも、ぼくたちに足りなかった部分だ。ほとんどのチームはやっつけることができたが、まだ1チームはぼくたちよりも良い仕事をしている。だから、来年の目標は彼らを破ることだ。
セバスチャン: 全体的には良い仕事ができたと思うが、チャンピオンシップ優勝を果たすには、全レースを完走しなければね。いくつか小さな問題はあったが、ぼくたちはひとつのチームなので、こういった問題も共に乗り越えなければならないと思う。色々なことを学んだので、来年はもっと力があることを証明したい。
デビッド: 実際のリザルトは置いておいて ― 今シーズンは、どのレースが自分にとってのベストレースだった? どのレースが思い出したくないレース?
セバスチャン: 一番難しかったのは中国。1−2フィニッシュだったが、水びたしだったので、アクアプレーニングを起こしてコントロールを失わないように、1周1周を集中して走らなければならなかった。 大勢のドライバーがコースアウトしたおかげで邪魔されずに走ることができたので、ぼくたちはとても速かった。今シーズンのベストレースのひとつだ。一番良くなかったレースはモンツァ。1ポイントを獲得したが、全体的にうまくいかなかった。
マーク: 一番大きなペナルティで一番大きなチャンスを失ったのが鈴鹿。明らかにクルマはとても調子が良かったが、第3プラクティスのミスでシャシーにダメージを負い、予選に出場できなかった。一番良かった週末はニュルブルクリンクだが、ブラジルでも満足な戦いができた。週末を通してスピードがあり、難しいコンディションでもトップグループを走り続けることができた。
デビッド: 今年は成績が良かったから大勢のファンがチームを応援してくれたけれど、レッドブル・レーシングを応援してくれたファンに言いたいことは?
セバスチャン: ぼくたちにとっても、もちろんとても重要なシーズンだったが、観客にとっても同じなのだと思う。だから、今年はファンのコミュニティがとても大きくなった。これはとても良いことだ。もちろん、応援してくれたファンに感謝している。今年は応援してくれるファンの数も増えて嬉しかった。
マーク: チームとして成長するぼくたちの様子をファンのみんなも喜んで見守ってくれた。彼らのためにも、今後、もっと頑張りたい。
デビッド: セブ、今年のレースのおかげで、女性にもてるようになったのでは?
セバスチャン: 第1にぼくはドイツ人だし、第2にDCみたいにハンサムじゃないから、それほど簡単じゃないんだよ。
デビッド: ドイツ人の何が悪いの?
セバスチャン: いつも言うじゃないじゃないか、お前はドイツ人だから望みなしだって!知らない人がぼくのことを知っているのは不思議な気分だけど、慣れるしかない。女性に関しては、今のところコントロールできているよ!
デビッド: エイドリアン・ニューウェイの優勝後のパーティーは有名で、自分の家や他人の家の芝生を滅茶苦茶にしているそうだが、今年は優勝を祝うパーティーはやった?
マーク: ブラジルの後、同じ飛行機で帰った時、ずっと眠らなかったじゃない。お酒に関してはあまり経験がなけれど、毎週末、グランプリに優勝できるわけじゃないからね…イギリスGPの後、パーティーがあったのだけど、夜中だというのに、灯台みたいに電気がついたり消えたりしているのが見えたんだ。エイドリアンがすごいクルマで、きれいな芝生の上でドーナッツをやっていたんだよ。歳を取ってもワイルドなままだよね。
セバスチャン: ぼくの家の庭はそんなに大きくないよ!今年はいくつか優勝があって、ドイツに帰った時に友達と良い時間を過ごすことができたけど、特別な事もワイルドな事もやってないよ。
デビッド: 遊んだんじゃない?
セバスチャン: そんなすごいことはしていないよ!ちょっと飲んで楽しい時間を過ごしただけ。自慢できるようなことは残念ながら何もないよ。
デビッド: 冬の休暇は何をして過ごす?
マーク: まずはレッドブルとルノーとの仕事が沢山あるし、11月後半は脚の出術があるので、その後の4週間はおとなしくしていなければならないね。クリスマスはオーストラリアへ帰って、ボクシング・デー・テストのオーストラリア対パキスタン戦を観るので楽しみだ。
セバスチャン: 休暇は取るけれど、来シーズンの仕事がすぐに始まる。家族や友達と時間を過ごす。山に行ってスキーやスノーボードをすると思う。
カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング