「ホンダの2020年F1エンジン『RA620H』は良い進歩を果たしている」
レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーと、F1ドライバーのマックス・フェルスタッペンは、ホンダの2020年型F1エンジン『RA620H』が期待通りのパフォーマンスを届けてくれると確信していると語る。
レッドブルは、2019年からホンダのF1エンジンを搭載。F1オーストリアGPではマックス・フェルスタッペンがホンダF1に2006年以来となる優勝をもたらした。
レッドブル・ホンダは合計で3勝、9回の表彰台、2回のポールポジション(3回の予選ベストタイム)を記録。メルセデスやフェラーリと戦えるエンジンであることを示した。
レッドブルは、2020年にF1ワールドチャンピオンを獲得することを目指しており、そのためにはホンダのF1エンジンもパフォーマンスを向上される必要がある。モータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、そのためには2020年に5勝以上を挙げる必要があると語っている。
クリスチャン・ホーナーは、レッドブル・ホンダがこの目標を達成でき、タイトル獲得も可能だと確信していると語る。
2020年のF1世界選手権にむけた冬のホンダのF1エンジン開発について質問されたクリスチャン・ホーナーは、ホンダF1からポジティブなフィードバックを受け取ていると語る。
「ホンダF1はかなり満足しているように見える。エンジンは昨年を通じてコンスタントに進歩を遂げた。最新のエンジンはその進化の次のステップだ」」とクリスチャン・ホーナーは語る。
「ホンダは彼らのダイナモで多くの走行距離を走らせている。我々は明らかに彼らと密接に連携しており、エンジンをシャーシに統合している。「彼らとは競争のモチベーションと欲求を共有しているし、実際に昨年達成した3つの勝利とそれに付随する他のすべての成果を築き上げている。彼らは次のステップを果たすことに非常に集中している。5年前から現在までの彼らの位置を考えれば、彼らが達成したターンアラウンドは驚くべきものだった。非常に印象的だ」
ホンダは、2015年から2017年のマクラーレンでの作業において、信頼性問題とパフォーマンス不足に悩まされた3つの困難なシーズンに耐えた。
マクラーレンとホンダは最終的に決別し、ホンダは2018年にトロロッソとパートナーシップを開始。2019年レッドブルがルノーからホンダに切り替える道を開いた。ホンダは、以前の年よりも2019年までライバルのパワーユニットメーカーとのパフォーマンス差を大きく縮め、シーズン終了までにレッドブルにメルセデスとフェラーリと定期的に戦う機会を与えた。
クリスチャン・ホーナーは、ホンダのF1エンジンがパワー面で果たした進歩によって、レッドブルとして最高のシャーシを作ることに専念できると語る。
「我々にとってその挑戦を可能にする大きな要因はパワーユニットだと思う」とクリスチャン・ホーナーは語る。
「ホンダは昨年にエンジン導入のたびに素晴らしい仕事をした。彼らはパフォーマンスとパワーを向上させ、メルセデスに非常に近づいているように感じている。したがって、適切なシャーシを生み出すためにチームのシャーシ側に重点を置いている。仕事を成し遂げるためのドライバーがいることはわかっている。今年に向けて、過去5年間よりも早くに優れた準備できていると感じる」
レッドブルは、タイトルに挑戦するためには開幕戦から優勝争いに絡めることが必須だと繰り返している。かつてはエイドリアン・ニューウェイがぎりぎりまでデザインを詰めるために遅くに新車をローンチしていたレッドブルだが、近年はシーズン序盤の問題を開発によって後半戦にようやくカバーするという状況が続いている。そのため、今年は新車『RB16』を過去よりも早くにローンチすることを決定。2月12日にシルバーストンでシェイクダウンテストを実施し、2月19日にプレシーズンテストが開始するまでに1週間の問題を解決するための期間を設けた。
「近年、エンジンの移行やフロントウイングの変更などの要因があったと思う」とクリスチャン・ホーナーは語る。
「今年、我々は哲学を変更し、今シーズンに向けて本当に早くに進めた。レギュレーションの安定性により、RB16はかなりの部分でRB15のアップグレードと進化であることは明らかだ。弱点に対処し、強みを強化することに重点を置いている。そういった連続性を考えれば、チームは特にメルセデスと肩を並べられることを熱望している。近年ではチームワークが本当に重要だ。世界記録のピットストップ、戦略を正しくまとめること、そして、もちろん信頼性という点でね」
マックス・フェルスタッペンは、ホンダF1はこれまでのすべての期待に応えており、2020年もF1エンジンが継続的な進歩を遂げることを確信していると語る。
「一緒に仕事を始められることに本当に興奮していた。がっかりさせられることはまったくなかった。ホンダF1との仕事を本当に楽しんでいる」とマックス・フェルスタッペンは語る。
「彼らは非常に集中しているし、シーズンを通して彼らが果たしたステップはとても良かったと思う。もちろん、ドライバーとしては常にもっと多くを求めるものだけど、それは彼らも同じだ。彼らは常にもっと多くを望んでいる。そして、シーズン終盤にかけて非常に競争が激しくなったように思う。例えば、ブラジルでのピエール(ガスリー)とルイス(ハミルトン)の間のドラッグレースを見てわかるように、僕たちはメルセデスにかなり近づいたと思う」
「フェラーリについては、僕にはわからない。まだ少し僕たちの前にいると思っている。でも、冬の間ずっと、ホンダはいくつかの本当に良いステップを踏み出したと思う。他の人がどれくらいのことをしたかを見てみるつもりだ。彼らも改善するからね。僕たちが彼らよりも大きなステップを踏み出せていることを願っている」
レッドブル・ホンダは、2020年F1マシン『RB16』を2月12日(水)に公開することを正式に発表。シルバーストンでシェイクダウンを行う。
カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1
レッドブルは、2019年からホンダのF1エンジンを搭載。F1オーストリアGPではマックス・フェルスタッペンがホンダF1に2006年以来となる優勝をもたらした。
レッドブル・ホンダは合計で3勝、9回の表彰台、2回のポールポジション(3回の予選ベストタイム)を記録。メルセデスやフェラーリと戦えるエンジンであることを示した。
レッドブルは、2020年にF1ワールドチャンピオンを獲得することを目指しており、そのためにはホンダのF1エンジンもパフォーマンスを向上される必要がある。モータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、そのためには2020年に5勝以上を挙げる必要があると語っている。
クリスチャン・ホーナーは、レッドブル・ホンダがこの目標を達成でき、タイトル獲得も可能だと確信していると語る。
2020年のF1世界選手権にむけた冬のホンダのF1エンジン開発について質問されたクリスチャン・ホーナーは、ホンダF1からポジティブなフィードバックを受け取ていると語る。
「ホンダF1はかなり満足しているように見える。エンジンは昨年を通じてコンスタントに進歩を遂げた。最新のエンジンはその進化の次のステップだ」」とクリスチャン・ホーナーは語る。
「ホンダは彼らのダイナモで多くの走行距離を走らせている。我々は明らかに彼らと密接に連携しており、エンジンをシャーシに統合している。「彼らとは競争のモチベーションと欲求を共有しているし、実際に昨年達成した3つの勝利とそれに付随する他のすべての成果を築き上げている。彼らは次のステップを果たすことに非常に集中している。5年前から現在までの彼らの位置を考えれば、彼らが達成したターンアラウンドは驚くべきものだった。非常に印象的だ」
ホンダは、2015年から2017年のマクラーレンでの作業において、信頼性問題とパフォーマンス不足に悩まされた3つの困難なシーズンに耐えた。
マクラーレンとホンダは最終的に決別し、ホンダは2018年にトロロッソとパートナーシップを開始。2019年レッドブルがルノーからホンダに切り替える道を開いた。ホンダは、以前の年よりも2019年までライバルのパワーユニットメーカーとのパフォーマンス差を大きく縮め、シーズン終了までにレッドブルにメルセデスとフェラーリと定期的に戦う機会を与えた。
クリスチャン・ホーナーは、ホンダのF1エンジンがパワー面で果たした進歩によって、レッドブルとして最高のシャーシを作ることに専念できると語る。
「我々にとってその挑戦を可能にする大きな要因はパワーユニットだと思う」とクリスチャン・ホーナーは語る。
「ホンダは昨年にエンジン導入のたびに素晴らしい仕事をした。彼らはパフォーマンスとパワーを向上させ、メルセデスに非常に近づいているように感じている。したがって、適切なシャーシを生み出すためにチームのシャーシ側に重点を置いている。仕事を成し遂げるためのドライバーがいることはわかっている。今年に向けて、過去5年間よりも早くに優れた準備できていると感じる」
レッドブルは、タイトルに挑戦するためには開幕戦から優勝争いに絡めることが必須だと繰り返している。かつてはエイドリアン・ニューウェイがぎりぎりまでデザインを詰めるために遅くに新車をローンチしていたレッドブルだが、近年はシーズン序盤の問題を開発によって後半戦にようやくカバーするという状況が続いている。そのため、今年は新車『RB16』を過去よりも早くにローンチすることを決定。2月12日にシルバーストンでシェイクダウンテストを実施し、2月19日にプレシーズンテストが開始するまでに1週間の問題を解決するための期間を設けた。
「近年、エンジンの移行やフロントウイングの変更などの要因があったと思う」とクリスチャン・ホーナーは語る。
「今年、我々は哲学を変更し、今シーズンに向けて本当に早くに進めた。レギュレーションの安定性により、RB16はかなりの部分でRB15のアップグレードと進化であることは明らかだ。弱点に対処し、強みを強化することに重点を置いている。そういった連続性を考えれば、チームは特にメルセデスと肩を並べられることを熱望している。近年ではチームワークが本当に重要だ。世界記録のピットストップ、戦略を正しくまとめること、そして、もちろん信頼性という点でね」
マックス・フェルスタッペンは、ホンダF1はこれまでのすべての期待に応えており、2020年もF1エンジンが継続的な進歩を遂げることを確信していると語る。
「一緒に仕事を始められることに本当に興奮していた。がっかりさせられることはまったくなかった。ホンダF1との仕事を本当に楽しんでいる」とマックス・フェルスタッペンは語る。
「彼らは非常に集中しているし、シーズンを通して彼らが果たしたステップはとても良かったと思う。もちろん、ドライバーとしては常にもっと多くを求めるものだけど、それは彼らも同じだ。彼らは常にもっと多くを望んでいる。そして、シーズン終盤にかけて非常に競争が激しくなったように思う。例えば、ブラジルでのピエール(ガスリー)とルイス(ハミルトン)の間のドラッグレースを見てわかるように、僕たちはメルセデスにかなり近づいたと思う」
「フェラーリについては、僕にはわからない。まだ少し僕たちの前にいると思っている。でも、冬の間ずっと、ホンダはいくつかの本当に良いステップを踏み出したと思う。他の人がどれくらいのことをしたかを見てみるつもりだ。彼らも改善するからね。僕たちが彼らよりも大きなステップを踏み出せていることを願っている」
レッドブル・ホンダは、2020年F1マシン『RB16』を2月12日(水)に公開することを正式に発表。シルバーストンでシェイクダウンを行う。
カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1