レッドブルF1 「カルロス・サインツを手放す必要はなかった」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ジュニアドライバーとして育ててきたカルロス・サインツを手放す必要はなかったが、良い関係の上での円満退団だったとし、放出したことに後悔はないと語る。

カルロス・サインツは、レッドブルのジュニアチームの生え抜きとして2015年にトロロッソでF1デビューを果たした。しかし、レッドブルは2016年にサインツと同期としてF1デビューを果たしたマックス・フェルスタッペンをトップチームに昇格することを決定した。

トロロッソで3年間を過ごしたカルロス・サインツは、レッドブル昇格のチャンスがないと見てルノーへの移籍を志願。2017年末にローン移籍と言ういう形でチームを離れ、2019年にはマクラーレンに完全移籍した。

2019年のドライバーとしてカルロス・サインツを起用するという選択肢もあったレッドブルだったが、チームはピエール・ガスリーの起用を決定。しかし、ガスリーは期待された結果を残すことができず、シーズン途中にアレクサンダー・アルボンを交代するという出来事があった。そのため、カルロス・サインツを放出したのは間違いだったのではなかとの見方が広まった。

「カルロスはレッドブル内でフェルスタッペンと対決していた」とヘルムート・マルコは Motorsport-Total.com にコメント。

「2016年の選択は、実際に2人の間を行き来していたた。誰を昇格させるべきか?そして、結論に至った」

「カルロスは速い。そうでなければ、我々は彼を拾い上げなかっただろう。だが、彼はフェルスタッペンではない」

2016年の開幕4戦後にマックス・フェルスタッペンをダニール・クビアトと交代するというヘルムート・マルコの賭けは、F1スペインGPでのマックス・フェルスタッペンのレッドブルのデビュー戦でのセンセーショナルな勝利によって検証された。

カルロス・サインツにとって、元チームメイトの勝利は耐え難い瞬間だったゆだ。しかし、ヘルムート・マルコは、レッドブルとサインツは彼らの関係を最大限に生かしたと信じている。

「我々は彼のキャリアの支援してきたし、彼を手放す必要などなかった」とヘルムート・マルコは語る。

だが、我々はルノー、そして、マクラーレンへの移籍を可能にした。我々は良い関係を築いていた。特定の瞬間にチームにフェルスタッペンもいたが、両者には違いがあった」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / カルロス・サインツJr.