レッドブルF1代表 「今日は勝利だけを目標にレースに臨んだ」 / F1ブラジルGP
レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、F1ブラジルGPの決勝レースを振り返った。

ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンは、ピットストップのたびにルイス・ハミルトンに前に出られる展開となったが、その都度ポジションを取り戻してレースをコントロール。今季3勝目、通算8勝目の勝利を挙げた。

アレクサンダー・アルボンは、残り2周まで2位を走行していたが、ルイス・ハミルトンに衝突されるかたちでスピン。初表彰台はお預けとなった。

昨年、F1ブラジルGPではマックス・フェルスタッペンはレースをリードしながらも周回遅れのマシンに接触されて優勝を逃しており、クリスチャン・ホーナーは今回の勝利を借りを返すという意味の“redemption (償還)”と言う言葉で表現した。

「マックスにとって償還だった。今日は我々がひとつの目標を持ってレースに臨んだ。それは勝利することだ。ライトが消えた瞬間から、マックスはリードを手にして見事にレースをコントロールした。ルイスが我々の直前でピットに入って2ストップ戦略を行い、ウィリアムズのアンセーフリリースでマックスのリードが損なわれたものの、ニュータイヤのアドバンテージをフルに生かして即座にルイスを抜き返した」

「そこからはマックスがレースをコントロールし、最後のピットストップではメカニックたちが1.9秒でマシンを送り出すという驚異的な仕事をしてくれた。セーフティカーが出動した際、後続車がステイアウトする可能性があることを知りながら、リードするポジションからピットに入るべきかどうか、恐ろしい決断を下さなければならなかった。ストラテジストのハンナがピットインを勧めてくれたので我々はそうした。そして、マックスが再びルイスを抜き返してくれた」

「アレックスも本当に強力なレースを戦い、フェラーリやメルセデスとホイール・トゥ・ホイールのバトルを繰り広げていた。ターン1のアウト側からセバスチャンをオーバーテイクし、最後のセーフティカーでピットインしたルイスの前に出ることに成功した。残念ながら、最後のラップでルイスがスペースに飛び込んだが、そのスペースは急激になくなり、接触に至った。チームにとっては1-2フィニッシュになり得たし、アレックスの2位が取り上げられてしまったが、それでも、アレックスは素晴らしいグランプリを戦ったので、顔を上げてブラジルを離れてほしいと思っている」

「最後に、非常に強力な週末を過ごしたピエールを祝いたい。初めての表彰台に上る彼の姿を見ることができてとてもうれしい。全体として、レッドブルの2チームとホンダにとって非常にポジティブな週末だった」

関連:【動画】 2019年 F1ブラジルGP 決勝 ハイライト / ホンダF1が1-2!

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1ブラジルGP