F1 レッドブル・ホンダ
レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、まだ2019年F1マシン『RB15』を最適化できていないとし、今後のマシン開発は“進化がすべて”だと語る。

今年からレッドブルのパートナーとなったホンダはF1エンジンを堅実に進化させているが、シャシーに関しては今季から導入された新しい空力レギュレーションへの対応に苦労しており、まだゲインできる余地が残されている。

コンストラクターズ選手権でレッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンの2度の3位表彰台が貢献してフェラーリから34ポイント差の3位につけている。

レッドブル・ホンダは、前戦スペインGPに空力アップグレードを投入し、フェラーリのパフォーマンスを上回ってマックス・フェルスタッペンが表彰台を獲得したが、まだRB15を“最適化”できているわけではないとクリスチャン・ホーナーは語る。

今後、レッドブル・ホンダ RB15の開発にどうのようなアプローチを採っていくかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「進化がすべてだ」と説明する。

「F1では常に進化が重要だ。我々はシャシー側で着実に遅れを取り戻している。ホンダはエンジンで進歩を果たしているし、信頼性は前の年と比べて非常に優れている」

「だが、もちろん我々のライバルも休んでいるわけではない。フェラーリはスペインで新しいエンジンを投入したし、ルノーもそうだった。メルセデスはカナダで投入するだろう。だが、我々はこれまで果たしてきた進歩にとても満足している」

「まだ新しいレギュレーションとタイヤ構造に関しては最適化できていないと思う。だが、スペインでは一歩前進を果たせたと思っているし、それがもっと続いていくことを期待している」

レッドブル・ホンダ RB15のデザイン哲学はタイヤとフロントウイングのどちらが影響しているかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「おそらく2つの組み合わせだと思う」とコメント。

「このタイヤは25%ラバーが少なくなっており、硬くなっている。我々は昨シーズン終了時点ではタイヤに関して非常に優れていた」

「我々が昨年にわたって進化させた空力コンセプトは非常に敏感なものだったと思っており、バランスと焦点をやり直さなければならなかった」

「8~9週間前のプレシーズンテストでの位置を考えられば、ギャップを縮めて、クルマにパフォーマンスを加えられているのは本当に心強いことだし、おこからはメルセデスとのギャップをさらに縮めることに注力しなければならない」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1