F1 ピエール・ガスリー
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1バーレーンGPで4位入賞を果たしたトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーの素晴らしい走りは“男を上げる”素晴らしい業績だと称賛した。

F1でまだ7戦目で、新生トロロッソ・ホンダで今年フルシーズンを果たしたピエール・ガスリーは、バーレーンの予選で6番手タイムを記録。ルイス・ハミルトンのペナルティによって5番グリッドからスタートした決勝では安定した走りで4位入賞を果たした。

ピエール・ガスリーにとってF1初ポイントであり、トロロッソのパートナーであるホンダF1におっては、2015年にマクラーレンとF1に復帰して以来の最高位を達成。トロロッソとしても昨年のF1シンガポールGPでのカルロス・サインツに次いで、7回目のトップ4フィニッシュとなった。

ヘルムート・マルコは、トロロッソの目標はミッドフィールドにチャレンジすることではあったが、第2戦でそれを達成するとは思っていなかったと語る。

「男を上げる結果だ」とヘルムート・マルコはコメント。

「彼のご褒美は4位だ。我々のドライバーには全員に非常に優れたボーナスシステムがある。それは彼を喜ばせる以上のものだ」

「これほど早くに4位になるなど思っていなかった。だが、ポジティブな展開だ。このエンジンでミッドフィールドに挑戦することが目標だった。だが、ここではなく、シーズン前半にだった」

トロロッソのチーム代表フランツ・トストもピエール・ガスリーの走りを称えた。

「ピエールは信じられないほど良い仕事をしてくれたと言わなければならない」とフランツ・トストはコメント。

「昨日の予選でも彼はすべてをまとめていた。そして、今日は良いスタートを決めた。序盤のマグヌッセンとの戦いは見事だった。とても懸命に守り切り、まったくミスをせずに帰ってきた。とても良い仕事だった」

ルーキーであるピエール・ガスリーにこのようなパフォーマンスを期待していたかと質問されたフランツ・トストは「期待していたよ。そうでなければ、彼はレッドブルのジュニアドライバーでなかっただろうし、トロロッソにいることもなかっただろう」と答えた。

昨年のF1マレーシアGPでF1デビューを果たしたピエール・ガスリーは、感動的なレースだったと振り返る。

「とにかく素晴らしい気分だ。実感しようとするだけでもね。本当に集中していたし、多くのエネルギーを費やした」とピエール・ガスリーはコメント。

「精神的にしんどかった。タイヤ、燃料、バッテリー、後続とのギャップなど、あらゆることに対応しなければならないからね。とにかく対処して、本当に良いラップを刻もうと心がけていた」

「全てのことから完全に解放されて、感情が湧きあがってきた。このような状況のなかにいるのはかなり感動的だし、本当にハッピーだった」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング