レッドブル・レーシング F1
レッドブル・レーシングは、2018年F1シーズンの序盤から勝利を目指すべく、来季F1マシン『RB14』の開発を例年より2週間前倒しで進めている。

レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、レッドブル・レーシングのシーズン後半の力強い成績には満足しているものの、2018年は開幕戦からメルセデスとフェラーリに確実に挑めるよう準備を整えることが必要だと語る。

例年、レッドブルはプレシーズンテストぎりぎりまでマシン開発を行い、新車の発表はテスト初日にサーキットで行わってきた。しかし、2018年F1マシン『RB14』はこれまでよりも早くに完成させ、プレシーズンテストでパフォーマンス向上を目指していくようだ。

「我々はシーズン後半により多くのポイントを稼ぐ傾向にあることに気付いた」とヘルムート・マルコは Servus TV にコメント。

「何年もの間、エイドリアン・ニューウェイの哲学は、できるだけクルマの発表を遅らせることだった。だが、来年はそのアプローチを変更する」

「現在、我々は昨年と比較してスケジュールを2週間前倒ししている」

「エンジンに信頼性があれば、我々はシーズンの開幕戦から上位グループ内で戦うことができるだろう」

レッドブルは、マックス・フェルスタッペンとの契約は2020年まで延長しているものの、2018年末で契約が切れるダニエル・リカルドとはまだ契約を延長できていない。レッドブルはダニエル・リカルドンの残留を望んでいるが、リカルド側は次回の契約では確実にF1ワールドチャンピオンを目指せるチームにいたいと考えており、2018年序盤のパフォーマンスがレッドブル残留か離脱かの決め手となる。

現在、2018年F1マシンの発表日を確定しているのはフェラーリのみ。プレシーズンテスト開幕の4日前となる2月22日にオンラインで新車を披露する。

レッドブルは、2018年からアストンマーティンをタイトルスポンサーに迎えて『アストンマーティン・レッドブル・レーシング』として参戦。エイドリアン・ニューウェイの空力アイデアだけでなく、アストンマーティンのブランドがマシンカラーリングにどのように加えられるかも注目だ。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング