F1 Halo 2018年のF1世界選手権
レッドブルの技術責任者エイドリアン・ニューウェイは、Haloの導入に関するF1の安全への動きを称賛しつつも、デザインには批判的であり、加えてコックピットの安全性についてはもっと多くのリサーチが行われるべきだと語る。

2018年のF1世界選手権ではドライバーの頭部を保護するために『Halo』の搭載が義務付けられ、ルックス的にF1マシンはは史上最大級の変貌を遂げることになる。

ウィリアムズ、マクラーレン、レッドブルで多くの成功を収めてきたデザイナーのエイドリアン・ニューウェイは、安全性の向上には賛成であるものの、Haloの見た目についてはうんざりしていると語る。

「Haloに関しては複雑な気持ちであることを認めなければならない」とエイドリアン・ニューウェイは Sky Sport F1 にコメント。

「一方ではクルマをより安全にするためのものは、どんなものあれ良いことだと感じている」

「誰かが深刻な怪我を負ったり、命を落とすのは恐ろしいことだ。3年前にジャスティン・ウィルソンの葬儀に出席し、家族の酷い悲しみを目にしたときは本当にいたたまれなかった」

「なので、クルマをより安全にすることができるのであれば、心から称賛しなければならない」

「私のエンジニアは、とにかく不格好で酷いソリューションだと言っているし、我々はあれよりもうまくやれるよに感じている」

しかし、エイドリアン・ニューウェイは、追加のリサーチなしで実行可能な代替案を考え出すのは難しいだろうと認める。

「より多くのリサーチが必要になると思う。キャノピーの方がビジュアル的には魅力的だろうが、クローズドコックピットのレースになってしまう」

「重要なことは、F1がどんなことをするにせよ、より下位のフォーミュラのために手頃な価格でなければならないということだ。F1ドライバーの命よりもフォーミュラ・フォードのドライバーの命が大切にされないのはおかしい」

「我々は引き継ぐことができるソリューションを見つけなければならない。だが、それは醜さから目をそむけてはいけない。私のなかの美的な芸術家はそれを不快に感じている」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング