レッドブル・レーシング ダニエル・リカルド F1
レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、チームとしてはダニエル・リカルドと新しい契約を結ぶことを望んでいるが、リカルドの決断を“永遠に待つことはできない”と語る。

2014年にトロ・ロッソからレッドブルに昇格したダニエル・リカルドは、5年目となる2018年末にレッドブルとの契約が期限を迎える。

レッドブルでの初年度となった2014年は5勝を挙げてドライバーズ選手権でセバスチャン・ベッテルを上回り、2015年は3ポイント差でダニール・クビアトに敗れたものの、以降はチームメイトを上回る成績を残している。

ダニエル・リカルドは、2018年以降にレッドブルが最も競争力のある選択肢となるかどうかを分析したがっているが、クリスチャン・ホーナーはダニエル・リカルドの決定を待たずにチームとして決断を下す可能性があると述べた。

「ダニエルは我々の強みをわかっていると思うし、我々が妥当な立場にいられることを願っている」とクリスチャン・ホーナーは RACER にコメント。

「彼はキャリアにおいて自分の選択肢のすべてを評価したい段階にいると思うし、そこは理解できる。問題は我々は永遠に待つわけではないということだ。我々にもいくつか非常に良い選択肢がある。だが、我々のプライオリティはダニエルと一緒に解決策を見つけることだ」

レッドブルにとって、ダニエル・リカルドとの交渉は冬の間に優先事項になるか、もしくは解決するためには時間を要する状況を想定しているかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「彼は来年の相対的あエンジンのパフォーマンスを見たがっているという印象がある。彼はその点でフラストレーションが募る4年間を過ごしてきたし、彼が状況がどのように展開するかを見たいと思うことは理解できる」とコメント。

レッドブルは、2018年シーズン限りでルノーのエンジンを失うとされ、2019年からはホンダのエンジンを搭載すると考えられている。

ホンダは2018年からトロ・ロッソにエンジンを供給。ダニエル・リカルドが2019年以降もレッドブルに残留するかどうかは、トロ・ロッソでのホンダのパフォーマンスにかかっているのかもしれない。

レッドブルは、マックス・フェルスタッペンと2020年まで契約を結んでおり、ダニエル・リカルドが2018年末に移籍した場合に備え、カルロス・サインツと契約を結んだまま1年間ルノーにローン移籍させている。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ダニエル・リカルド