レッドブル・レーシング F1 マクラーレン ルノー
レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、マクラーレンが2018年にホンダからルノーにエンジンを変更するにも関わらず、来年のベンチマークはルノーだと考えている。

今年、レッドブルは、先週末のF1メキシコGPでの勝利を含めて3勝を挙げている。一方で、マクラーレンは2012年末の優勝以来、勝利から遠ざかっている。

2016年に復活したワークスチームとして復活したルノーは、今年2レースをの残してコンストラクターズ選手権で7位につけているのに対し、マクラーレンは9位となっている。

レッドブルは、ルノーのエンジンで2010年から2013年までドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権を4連覇している。

「マクラーレンは強力なドライバーのいる素晴らしいチームだし、我々は彼らとコース上で戦うことを楽しみにしている」とクリスチャン・ホーナーは Reuters にコメント。

「我々はシーズン後半に素晴らしい進歩を遂げたし、当然のことながら、我々の目標と課題はその勢いを2018年に持ち込むことだ。彼ら(ルノー)がレッドブルのベンチマークだ」

ルノーとマクラーレンは、オイルと燃料のパートナーとしてBPを共有しているが、レッドブルはエクソンモービルと契約している。エクソンモービルは21年間マクラーレンを支援した後、昨年末にレッドブルへの乗り換えた。

また、レッドブルは2015年末にルノーと契約解消手前まで関係が悪化しており、元マクラーレンのパートナーであるタグホイヤーのブランドをエンジンに掲げている。

レッドブルは、2018年以降のどのエンジンを使用するかが不透明となっている。両社は否定しているものの、9月に報じられたところによると、ルノーは2018年末でレッドブルの供給を終了するとされている。一方、マクラーレンは2020年までルノーと契約を結んでいる。

クリスチャン・ホーナーは、燃料開発が今年のパフォーマンスに大きく貢献したと述べており、エクソンモービルのグロバールスポンサーシップ・マネージャーを務めるカイ・デッカーも、ルノーのエンジンを搭載する元パートナーとの競争はチャレンジを楽しみにしていると語っている。

「今年はエッソ・シナジーのアップグレードがあったし、それは我々がメルセデスと戦い、彼らを倒すことを可能にした。大きなものではないが、クルマにパフォーマンスをもたらしている」

クリスチャン・ホーナーは、燃料がもたらしたパフォーマンスの数値を明らかにはしていないが、レッドブルのチーフエンジニアを務めるポール・モナハンは、先月マックス・フェルスタッペンが勝利したマレーシアGPで、燃料アプグレードがグリッドポジションに影響を与えたと述べている。

また、レッドブルはトップデザイナーのエイドリアン・ニューウェイを擁している。

「レギュレーションはかなり安定しているので、RB13で得た教訓がRB14に生かされることになる」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

「もちろん、我々はエンジン名のパフォーマンスと信頼性が冬の間に改善し、それらが重要な側面をもたらすことを期待している。我々のシャシーが非常に競争力があることは実証できていると思う」

8月の夏休み以降、レッドブルは156ポイントを獲得し、フェラーリ(137ポイント)を上回っている。

「来年のクルマにこの教訓を取り入れることができれば、今年のメルボルンでのスタートよりも強力なスタートを切ることができるだろう」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング