レッドブル RB13
レッドブルは、2017年F1マシン『RB13』を2月26日(日)に発表する。

レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーはRB13の開発について「我々は白鳥のように表面化で猛烈にパドルを漕いでいる。だが、それはどのプレシーズンも同じだ。ほぼターゲット通りだ」とコメント。

「今年はルールが少し異なる。クルマのルックスは違ったものになる。よりアグレッシブなルックスだ」

「ワイドになり、タイヤは大きく、ダウンフォースと空力が増す。4〜5秒は速くなるだろう。まったくの白紙だ。デザイナー、エンジニアにとって本当にエキサイティングなチャレンジだ」

「2017年に関して我々を最も興奮されるのは、新しいレギュレーションによって生じるチャンスだ。誰が正しく、誰が間違っているかを見るのは魅力的になそうだ。もちろん、そのあとはメルボルンからアブダビまでずっと開発レースになる。レギュレーションはかなり未発達なので序盤戦は大きな増加を目にすることになるだろう。序盤はかなり大きなステップを果たすための果実が低い位置にぶらさがっていると思う。魅力的になりそうだ。ライバルの裏をかき、知恵で負かし、開発で上回り、生産で上回るためにチーム全体の全ての部門をプッシュすることになるだろう。今年のF1は傑出したチャレンジになるだろう」

2017年のレギュレーション変更は、チームだけでなく、ドライバーにとってもチャンスとなる。

「ドライバーにとって身体的により大きなチャレンジになるのは確かだろう。レースにどれくらいの影響を及ぼすか興味深い。今年はいくつか魅力的なグランプリがあると思う。マシンは本当に彼らの能力を広げることになりそうだし、ドライバの勢力図も違ってくるだろう」

レッドブルは、2017年のドライバーのなかで、唯一、2016年のレースウィナーが二人いるチームとなる。

「たぶん我々はグリッドで最もエキサイティングなドライバーペアを揃えている。マックスの発展と進化を目にするのはエキサイティングだ。彼は経験を積み、自信をつけている。そして、私にとってダニエル・リカルドは昨年のドライバー・オブ・ザ・イヤーだった。彼は驚異的なパフォーマンスを発揮し、まさに絶好調だった」

「彼らは二人とも猛烈なレーサーだ。物凄く献身的で自分たちのやっていることを楽しんでいる。二人のドライバー間のダイナミクスは素晴らしい。彼らはお互いを信じられないくらいハードにプッシュするだろう。それはチームという点でも大きい。我々のクルマに二人よりも優れており、モチベーションの高いドライバーを望むことはできない」

2017年の最初の兆候はテストで明らかになるが、クリスチャン・ホーナーは、いつものようにテストでは正確な絵を描くことはできないだろうと警告する。

「クルマがベールを脱ぐのは刺激的な瞬間だ。人々は誰がどんなタイムで走り、どれくらいの燃料を積んでいて、誰がレースランをしているかなどに吸い込まれる。実際には全てが的外れだ! 自分のプログラムに集中し、調査したい作業と開発のプログラムを終えなければならない。いずれにせよ、メルボルンに着くまでに全てが変わる」

発表仕様のRB13を目にしているクリスチャン・ホーナーは、新車を“綺麗だ”と陽気に語る。

「RB13が我々が設計したなかで最も綺麗なクルマだと思う。新しいレギュレーションのクルマのジオメトリーによってプロポーションは適切に見える。格好いいし、速そうだ。古い格言で、正しく見えれば、問題ないという傾向にあるというものがある。このクルマは確実に正しく見えるよ!」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング