レッドブル F1 エイドリアン・ニューウェイ
レッドブルのテクニカルディレクターであるエイドリアン・ニューウェイは、来月のモナコGPより前にRB5にダブルデッカー・ディフューザーを導入することはないと語る。

セバスチャン・ベッテルがドライブしたRB5は、先週末の中国GPでレッドブル・レーシングにF1初優勝をもたらした。また、チームメイトのマーク・ウェバーも2位でフィニッシュし、ダブルデッカー・ディフューザーを搭載していないマシンが今年初めてレースを制した。

エイドリアン・ニューウェイは、新しいフロアの開発に集中するために中国GPへ参加しなかったが、ダブルディフューザーをRB5のリアサスペンションデザインで働かせることは挑戦であることを認めた。

「推測されているように、RB5のデザインにダブルディフューザーを取り付けるのは簡単な仕事ではない。我々はおのアイテムに取り組む一方で、他のブ部で遅れをとらないように、マシンの通常の開発にも取り組み続けなければならない」

「レッドブルのマシンの特徴は、プルロッド・リアサスペンションだ。ダブル・ディフューザーがなければ、それは良いソリューションだ。でも、ダブルディフューザーを働かせることはとても難しい。モナコより前にダブルディフューザーを持ち込むことはないだろう」

「多くの作業を含むことになる。現在のチャレンジは、新しいディフューザーをマシンの残りの部分と統合することだ。でも、私はそれを恥だとは思っていないし、新たな挑戦だと思っている」

「残念ながら、深夜までの作業が多くなるだろうね!でも、それがF1だ。座っている余裕はないし、嘆いている暇はない。すぐに取り掛からなければならない」

「ダブル・ディフューザーがパフォーマンスを生み出すことは間違いない。どれくらいのパフォーマンスかは、どのようにレギュレーションを解釈し、どれだけマシンに適応させるかによる。そのため、いくつかのチームは他のチームよりも多くを得られるだろう。グリッドの誰にとってもやる価値があることだ。我々の挑戦は、ダブルディフューザーを我々のマシンで働かせるために適応させることだ」

エイドリアン・ニューウェイは、中国GPでの結果が、チームを上位に留まらせるためにプッシュを続ける自信を強めたと語る。

「ワン・ツーのあとで月曜の朝に起きることは、常に笑顔にさせるね」

「結果はファクトリーのみんなにとって大きな自信となった。我々が1位と2位でフィニッシュできるマシンをグリッドに置くことができるとわかり、フロントからそれをすることができた。他に問題があって得た結果ではないからね」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング