ダニエル・リカルド
ダニエル・リカルドは、RB11にもルノー製パワーユニットと同程度の不足があると述べていたが、チーム代表のクリスチャン・ホーナーはシャシーを擁護している。

初勝利の地カナダで厳しい週末を送ったダニエル・リカルドは、予選9番手、決勝13位というリザルトを、チームと自身にとって2015年の“最低記録”と位置づけた。

土曜日に“フラストレーション”を抱えていたダニエル・リカルドは、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで競争力が足りなかったのはパワーユニットと同じくらいシャシーにも責任があるとほのめかしていた。

しかし、クリスチャン・ホーナーはレッドブルのシャシーを擁護し、問題の大部分はルノー製エンジンからくるという見解を繰り返している。

「我々の遅れは、80〜85%がパワーユニットで、15〜20%がシャシーだと言えるだろう。我々が改善しようと取り組んでいるシャシーの特性はいくつかあるが、悪循環になりそうな傾向がある」

2014年、F1カナダGPを含めて3勝を果たしたダニエル・リカルドのような競争力のあるドライバーが、落胆のシーズンの最中にネガティブなコメントをするのはごく自然なことだとクリスチャン・ホーナーは語る

「彼のコメントにはちょっとしたフラストレーションがあったんだと思う」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

「昨年のことを考えれば、特にここへの期待は高かったし、彼は自分のパフォーマンスや予選でチームメイトに負けたことに満足していなかった。我々はシャシーを進歩させており、マレーシアより以降、各グランプリに開発を持ち込んでシャシーを改良している。一年を通してさらなる開発が投入される見込みだ」

「昨年のクルマと比較して、我々には低速コーナーにまだ弱点があると思う。ノーズの規約変更がこのエリアで我々に影響したと思うが、今は皆がそれをしっかり把握しているし、今後数レースでシャシーはさらに前進していくはずだ。2週間毎にマシンにアップグレードをもたらし、さらなるパフォーマンスをもたらすのは良いことだが、エンジンは全てにおいてもっと長いリードタイムが必要だ」

カナダでも再びメルセデスと他の陣営のエンジン差が露呈したか質問されたクリチャン・ホーナーは「大差だ!」とコメント。

「フォース・インディアとロータスは、おそらくメルボルン以降(レッドブルの前に)いなかったと思うが、今回のレースは別だった。ここではパワーユニットの影響が他のどこよりも強調されたし、残念ながら、次戦オーストリアもおそらくカレンダーでパワー依存が最も大きいサーキットだ」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ルノーF1チーム