セバスチャン・ベッテル
レッドブルは、セバスチャン・ベッテルが、F1マレーシアGPでの“マルチ21”チームオーダー論争のような過ちから学んだと信じている。

タイトル4連覇を成し遂げたセバスチャン・ベッテルは、今年のマレーシアGPでマーク・ウェバーを追い越さないというチームオーダーを無視して勝利した。

レッドブルのチーフデザイナーを務めるエイドリアン・ニューウェイは、セバスチャン・ベッテルは、F1マレーシアGP後の過激な反発の意味を理解していると考えている。


「良く知られているように、過去にマークとセバスチャンとの間にいがみ合いがあった」とエイドリアン・ニューウェイはコメント。

「セバスチャンの見解では、あのマレーシアはちょっとした仕返しだった」

「その後、彼はそのようなことはするべきではなかったと理解し、若干弁明に口ごもった。だが、彼は若者であり、肝心な点は彼がレースをしていて、それらの理由があり、アドネラリンが出ていたということだ」

「レース後、我々の全員がミスから学んでいる。私にとってそれはセバスチャンについて最も重要なもののひとつだ。我々と同じように、彼もミスはするが、そこから常に学んでいる」

エイドリアン・ニューウェイは、セバスチャン・ベッテルがトラック上で類似したアクションを繰り返す可能性もあるが、今後、レース後にあのような物議を引き起こすことはないだろうと認めた。

「彼がまたチームオーダーを無視すると言っているわけではない。だが、彼は状況の扱い方を学ぶだろう」

「彼は非常に謙虚だ。過去4〜5年に彼は成功と名声を手に入れた。それにうぬぼれてしまう人々も多いが、彼はまったくそのようなことはなかった」

「彼は完全に地に足がついているし、非常に落ち着いた、明るい若者のままだ」

関連:
レッドブル、マルチ21の意味は「カーナンバー2が前」 - 2013年4月2日
マーク・ウェバー激怒 「ベッテルはチームオーダーを無視した」 - 2013年3月25日

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / セバスチャン・ベッテル