キミ・ライコネン、ハローの可視性は「驚くほど違いはなかった」
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キミ・ライコネンは、バルセロナテスト3日目の午前中にフェラーリ SF16-Hにハローを装着して1周のインスタレーションラップを走行した。
フェラーリは、今回のバージョンは可視性についてドライバーの意見を得るためのプロトタイプだが、最終形に“かなり近い”ものだと述べている。
「視界はわずかに異なる。正面がちょっと制限されるけど、最終版ではないと思っている」
「驚くほど違いはなかかった」
「そうだね、正面はちょっと制限されたけど、デザインは変わるだろうしね」
テストされたデザインは、フェラーリが独自で生産したカーボン製のものだった。フェラーリ独自の解釈で暫定的なデザインであり、最終版では大きな位置を占めるであろうドライバーの救出を容易にするためのヒンジも備わっていなかった。ヒンジがなかったことで、キミ・ライコネンはコックピットに乗り込むことに苦労していた。
FIAは、2017年にむけてデザインが採用された場合、クルマの重量には約5kgの追加となる軽量素材で作られることになると予想している。
フェラーリは、最終日にセバスチャン・ベッテルが走行する際にも再びハローを走らせると見られていている。
カテゴリー: F1 / キミ・ライコネン / スクーデリア・フェラーリ