ポルシェ、パナメーラに「スポーツ ツーリスモ」を追加
ポルシェは、パナメーラの新しいボディバリエーション「パナメーラ スポーツツーリスモ」をジュネーブモーターショーでワールドプレミアする。
すでに成功を収めているスポーツサルーンをベースとしたこの新型は、見まがうことのないデザインによって再びラグジュアリーセグメントに新たな方向性を打ち出す。同時に404kW/550PSにおよぶパワーユニットによってスポーツツーリスモは、このクラスの他のモデルにはない多様性を実現している。
より広く、ローディングエッジが低められたテールゲート内側のラゲッジコンパートメントはさらに容量を増し、4+1シートコンセプトとの組み合わせにより、最高の柔軟性と完璧な日常性を両立させている。
「ポルシェにとって、パナメーラ スポーツツーリスモは新しいセグメントへの前進となりますが、ポルシェ特有のあらゆる価値と特徴が受け継がれています」とポルシェのチーフデザイナーを務めるミヒャエル・マウアーは述べる。
技術およびデザインの面から見ると、スポーツツーリスモには、昨年発売されたばかりのニューパナメーラで導入された全てのイノベーションが網羅されている。そこには、デジタル式ポルシェ・アドバンストコックピット、先駆的なアシスタンスシステムのポルシェ・イノドライブ(アダプティブクルーズコントロールを含む)、リアアクスルステアなどのシャシーシステム、アクティブ制御によるロール抑制システムのポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロール・スポーツ(PDCCスポーツ)、パワフルなパワートレインなどが含まれている。さらに、パナメーラ スポーツツーリスモには、電子制御マルチプレートクラッチを備えたアクティブ4WDシステムのポルシェ・トラクション・マネージメントシステム(PTM)と、Sモデルの3チャンバーテクノロジーによるアダプティブエアサスペンションも標準装備される。
オールラウンドスポーツカーのデザインとコンセプト
スポーツツーリスモは、クーペスタイルのパナメーラ スポーツサルーンと同様に、ポルシェ デザインのDNAを反映するダイナミックなプロポーションによって特徴づけられている。全長5,049mm、全高1,428mm、全幅1,937mmで、延長されたホイールベースは2,950mm。短いオーバーハングと21インチまでの大径ホイールによるシルエットが際立つ。
このスポーツツーリスモは、Bピラー(リアドア)から始まるユニークなリアデザインを備えており、力強いショルダー上部の細長いウインドウラインと長いルーフラインが車に目立つ外見を与える。ルーフ後部はウインドウラインよりもなだらかに下降し、特徴的なDピラーがクーペのようにショルダーセクションの中へと移行する。
セグメント初のアダプティブなエクステンディブルルーフスポイラー
車両上部のルーフは、アダプティブスポイラーまで伸びます。ルーフスポイラーの角度が走行条件と選択した車両設定に応じて3段階にセットされ、リアアクスルに50kgのダウンフォースを追加します。170km/h以下のときは、ポルシェ・アクティブエアロダイナミクス(PAA)の中心コンポーネントである空力ガイドエレメントが-7度の格納ポジションに維持され、空気抵抗を抑えて燃費を最適化する。
170km/hの速度を超えるとルーフスポイラーは自動的に+1度のパフォーマンスポジションに移動し、走行安定性と横方向のダイナミクスを高める。スポーツ/スポーツ・プラスモードを選択した場合、90km/hを超えるとルーフスポイラーは自動的にパフォーマンスポジションに移動する。90km/h以上のときにパノラミックスライディングルーフを開くと、PAAのアクティブなアシスタンスによってルーフスポイラーが+26度の角度に調節され、風切り音を低減する。
再設計されたリアの3シート
ニュースポーツツーリスモは3リアシートを備えた初のパナメーラ。最高の乗員快適性を備えたスポーツ性能というモデルラインの要求に合わせて、両側の2つのシートが独立した2+1のリアシート構成を備える。パナメーラ スポーツツーリスモのオプションには、電動調節式の2つの独立リアシートを備えた4シート構成も用意されている。
スポーツツーリスモの高いルーフラインが後席の乗降を容易にし、広いヘッドスペースも確保している。電動操作を標準装備したワイドな開口部のテールゲートによってラゲッジコンパートメントは使いやすく、ローディングエッジの高さはわずか628mm。リアシート上端までのラゲッジコンパートメントの容量は520リッター(パナメーラ4 E-ハイブリッド スポーツツーリスモ:425リッター )で、スポーツサルーンのそれを20リッター上回る。ルーフレベルまで積み込むと、さらに50リッターが追加される。3つのリアシートのバックレストは、同時または個別(40:20:40分割)に、ラゲッジコンパートメントから電動でロック解除して格納することができる。全てのバックレストを格納してローディングフロアの高さにすると、ラゲッジコンパートメントの容量は1,390リッターまで拡張される(パナメーラ4 E-ハイブリッド スポーツツーリスモ:1,295リッター)。
パナメーラ スポーツツーリスモには、オプションでラゲッジコンパートメントマネージメントシステムが用意されている。荷物を固定するためのこの可変システムには、ローディングフロアに統合された2本のレール、4ヶ所のラッシングポイント、およびパーティションネットが含まれる。オプションの230Vソケットを取り付けることも可能。
発売時の5つのエンジン
パナメーラ スポーツツーリスモは、現在、注文を受け付けている。2017年10月7日に欧州市場の発売が予定されており、11月初旬からその他市場の発売が続く。ニューポルシェには、スポ−ツサルーンに搭載される5つのエンジンが用意されている。ドイツ国内の価格は、パナメーラ4スポーツツーリスモ(243kW/330PS)が97,557ユーロ、パナメーラ4 E-ハイブリッド スポーツツーリスモ(340kW/462PS)が112,075ユーロ、パナメーラ4Sスポーツツーリスモ(324kW/440PS)が120,048ユーロ、パナメーラ4Sディーゼル スポーツツーリスモ(310kW/422PS)が123,975ユーロ、そしてパナメーラ ターボ スポーツツーリスモ(404kW/550PS)が158,604ユーロ(全て付加価値税を含む)。
カテゴリー: F1 / ポルシェ
すでに成功を収めているスポーツサルーンをベースとしたこの新型は、見まがうことのないデザインによって再びラグジュアリーセグメントに新たな方向性を打ち出す。同時に404kW/550PSにおよぶパワーユニットによってスポーツツーリスモは、このクラスの他のモデルにはない多様性を実現している。
より広く、ローディングエッジが低められたテールゲート内側のラゲッジコンパートメントはさらに容量を増し、4+1シートコンセプトとの組み合わせにより、最高の柔軟性と完璧な日常性を両立させている。
「ポルシェにとって、パナメーラ スポーツツーリスモは新しいセグメントへの前進となりますが、ポルシェ特有のあらゆる価値と特徴が受け継がれています」とポルシェのチーフデザイナーを務めるミヒャエル・マウアーは述べる。
技術およびデザインの面から見ると、スポーツツーリスモには、昨年発売されたばかりのニューパナメーラで導入された全てのイノベーションが網羅されている。そこには、デジタル式ポルシェ・アドバンストコックピット、先駆的なアシスタンスシステムのポルシェ・イノドライブ(アダプティブクルーズコントロールを含む)、リアアクスルステアなどのシャシーシステム、アクティブ制御によるロール抑制システムのポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロール・スポーツ(PDCCスポーツ)、パワフルなパワートレインなどが含まれている。さらに、パナメーラ スポーツツーリスモには、電子制御マルチプレートクラッチを備えたアクティブ4WDシステムのポルシェ・トラクション・マネージメントシステム(PTM)と、Sモデルの3チャンバーテクノロジーによるアダプティブエアサスペンションも標準装備される。
オールラウンドスポーツカーのデザインとコンセプト
スポーツツーリスモは、クーペスタイルのパナメーラ スポーツサルーンと同様に、ポルシェ デザインのDNAを反映するダイナミックなプロポーションによって特徴づけられている。全長5,049mm、全高1,428mm、全幅1,937mmで、延長されたホイールベースは2,950mm。短いオーバーハングと21インチまでの大径ホイールによるシルエットが際立つ。
このスポーツツーリスモは、Bピラー(リアドア)から始まるユニークなリアデザインを備えており、力強いショルダー上部の細長いウインドウラインと長いルーフラインが車に目立つ外見を与える。ルーフ後部はウインドウラインよりもなだらかに下降し、特徴的なDピラーがクーペのようにショルダーセクションの中へと移行する。
セグメント初のアダプティブなエクステンディブルルーフスポイラー
車両上部のルーフは、アダプティブスポイラーまで伸びます。ルーフスポイラーの角度が走行条件と選択した車両設定に応じて3段階にセットされ、リアアクスルに50kgのダウンフォースを追加します。170km/h以下のときは、ポルシェ・アクティブエアロダイナミクス(PAA)の中心コンポーネントである空力ガイドエレメントが-7度の格納ポジションに維持され、空気抵抗を抑えて燃費を最適化する。
170km/hの速度を超えるとルーフスポイラーは自動的に+1度のパフォーマンスポジションに移動し、走行安定性と横方向のダイナミクスを高める。スポーツ/スポーツ・プラスモードを選択した場合、90km/hを超えるとルーフスポイラーは自動的にパフォーマンスポジションに移動する。90km/h以上のときにパノラミックスライディングルーフを開くと、PAAのアクティブなアシスタンスによってルーフスポイラーが+26度の角度に調節され、風切り音を低減する。
再設計されたリアの3シート
ニュースポーツツーリスモは3リアシートを備えた初のパナメーラ。最高の乗員快適性を備えたスポーツ性能というモデルラインの要求に合わせて、両側の2つのシートが独立した2+1のリアシート構成を備える。パナメーラ スポーツツーリスモのオプションには、電動調節式の2つの独立リアシートを備えた4シート構成も用意されている。
スポーツツーリスモの高いルーフラインが後席の乗降を容易にし、広いヘッドスペースも確保している。電動操作を標準装備したワイドな開口部のテールゲートによってラゲッジコンパートメントは使いやすく、ローディングエッジの高さはわずか628mm。リアシート上端までのラゲッジコンパートメントの容量は520リッター(パナメーラ4 E-ハイブリッド スポーツツーリスモ:425リッター )で、スポーツサルーンのそれを20リッター上回る。ルーフレベルまで積み込むと、さらに50リッターが追加される。3つのリアシートのバックレストは、同時または個別(40:20:40分割)に、ラゲッジコンパートメントから電動でロック解除して格納することができる。全てのバックレストを格納してローディングフロアの高さにすると、ラゲッジコンパートメントの容量は1,390リッターまで拡張される(パナメーラ4 E-ハイブリッド スポーツツーリスモ:1,295リッター)。
パナメーラ スポーツツーリスモには、オプションでラゲッジコンパートメントマネージメントシステムが用意されている。荷物を固定するためのこの可変システムには、ローディングフロアに統合された2本のレール、4ヶ所のラッシングポイント、およびパーティションネットが含まれる。オプションの230Vソケットを取り付けることも可能。
発売時の5つのエンジン
パナメーラ スポーツツーリスモは、現在、注文を受け付けている。2017年10月7日に欧州市場の発売が予定されており、11月初旬からその他市場の発売が続く。ニューポルシェには、スポ−ツサルーンに搭載される5つのエンジンが用意されている。ドイツ国内の価格は、パナメーラ4スポーツツーリスモ(243kW/330PS)が97,557ユーロ、パナメーラ4 E-ハイブリッド スポーツツーリスモ(340kW/462PS)が112,075ユーロ、パナメーラ4Sスポーツツーリスモ(324kW/440PS)が120,048ユーロ、パナメーラ4Sディーゼル スポーツツーリスモ(310kW/422PS)が123,975ユーロ、そしてパナメーラ ターボ スポーツツーリスモ(404kW/550PS)が158,604ユーロ(全て付加価値税を含む)。
カテゴリー: F1 / ポルシェ