ポルシェ、ル・マンにおける18度目のポールポジションを獲得
ポルシェのポルシ919ハイブリッドはFIA世界耐久選手権(WEC)の2016年シリーズ第3戦として開催されている第84回ル・マン24時間レースの予選において、ポールポジションを獲得した。これはポルシェにとってル・マンにおける18度目のポールポジションとなる。
6月16日(木)の19時から21時と22時から24時行われた予選2セッションはほぼウェットだったため、前日夜に行われた最初の予選セッションから誰もタイムを縮めることは出来なかった。
今年のル・マンに参戦する60台中、トップタイムを記録したニール・ジャニは水曜日の予選で13.629kmに及ぶ長いサーキットを3分19秒733で駆け抜けた。ジャニは自身が昨年記録した現在のコースレイアウトにおける予選レコードラップの3分16秒887に挑んだが、難しいコンディションということもあり記録更新はならなかった。
水曜日の予選、3分20秒203でジャニに続いたのは現WEC世界チャンピオンのティモ・ベルンハルトだった。この結果、昨年と同じ6名のポルシェワークスドライバー達がフロントローを独占する事になった。ポルシェがル・マンの予選でワン・ツーを獲得するのは15度目。
ジャニは総出力662kW(900ps)を発生するゼッケン2の919ハイブリッドをロマン・デュマ/マルク・リーブとシェアする。ベルンハルトは世界で最もアグレッシブなドライバーとして知られるブレンドン・ハートレー/マーク・ウェバーとゼッケン1の919ハイブリッドへ乗り込む。
フリッツ・エンツィンガー(LMP1担当副社長)
「ル・マンのスタートで2台を最前列に並べる事ができた、素晴らしい予選でした。これはチームが919ハイブリッドを万全の状態で送り出すために痛みを伴うほどの労力を尽くした結果です。ル・マンを連破するという目標に向けて最高の土台が整いました」
アンドレア・ザイドル(チーム監督)
「2016年モデルの919ハイブリッドの開発が正しかったことが予選で証明されました。2台はセンセーショナルな仕事をしてくれました。レースウィークに入ってからの厳しい状況にも関わらず、技術的なトラブルやコース上でのアクシデントとはこれまで無縁です。我々のクルマが速いことは知っています。そしてWEC、特にル・マンにおいてポールポジションがレース結果に直結していないことも理解しています。チームは決勝レースに向けて最終準備に入ります。私たちが壮大な目的に向かっています。激しいコンペティションになりますが、自信はあります」
ティモ・ベルンハルト (カーナンバー1)
(35歳、参戦数9戦:2010年総合優勝、2015年総合2位、2002年GTクラス優勝)
「ポルシェにとって素晴らしい結果でした。ポールポジションを獲得したチームメイト達を祝福します。今日は雨量が多く、視界も悪かったため運転するのも難しい状況でした。水曜に行われた2度目の予選で試したいくつかの事からも良い感触を得られました。もしレースでもあれだけ目まぐるしくコンディションが変わったとすれば、かなり難しくなるでしょう。柔軟な対応が求められそうです」
ブレンドン・ハートレー (カーナンバー1)
(26歳、参戦数4戦: 2015年総合2位)
「あまり走れなくて残念でしたが、再びフロントローを独占し、これ以上ない予選でした。昨日ニールとティモはトラフィックに阻まれていましたし、アウディも本気でアタックはしていません。ずぶ濡れになりながらグランドスタンドやキャンプ場で応援してくれたファンのためにも、全力を尽くした予選を見せる事が出来ずに申し訳ない気持ちです」
マーク・ウェバー (カーナンバー1)
(39歳、参戦数4戦:2015年総合2位)
「喜ぶべき予選結果です。しかし、これがレース全体で考えれば1パーセントにも満たないことも分かっています。全てのチームとドライバーが24時間レースのスタートを待ち望んでいます」
ロマン・デュマ(カーナンバー2)
(35歳、参戦数15戦:2010年総合優勝、2007年総合3位、2015年総合5位、2013年GTEクラス優勝)
「ル・マンにおける目標は予選ではなく決勝レースであることは明らかです。とは言え最前列からスタートできるのは良い事ですし、WECのチャンピオンシップポイントも獲得出来ました。ウェットでも数周し、全ての状況下において919ハイブリッドが優れていることが分かりました」
ニール・ジャニ(カーナンバー2)
(32歳、参戦数7戦:2015年予選周回タイム新記録、決勝総合5位)
「昨年ポールポジションを獲得したラップは衝撃的でしたが、今年は意味合いが違います。前日はトラフィックに阻まれましたが、それでも私はマシな方だったようです。これがたくさんのマシンと一緒に走行する難しさでしょう。今日は雨と汚れで路面が酷くて、とても厳しいコンディションでした。明日スタートドライバーを務めることができるのは光栄です。昨年もポールからスタートしましたが、我々は最も不運なポルシェになってしまいました。チームは細かい所まで準備をしてくれたので、今年はもう少し幸運に恵まれることを願います」
マルク・リーブ(カーナンバー2)
(35歳、参戦数10戦:2015年総合5位、2013年GTE/2010年GT2/2005年GTクラス優勝)
「プラクティスから予選まで難しい状況が続きましたが、全ては順調でした。クルマを改善し、レースに向けて多くを学んで良いタイム、そして良いグリッドを獲得出来ました。あらゆる点で我々は準備万端です」
関連:ル・マン24時間レース 2016:テレビ放送&ライブ配信スケジュール
カテゴリー: F1 / ポルシェ / ル・マン24時間レース / WEC (FIA世界耐久選手権)
6月16日(木)の19時から21時と22時から24時行われた予選2セッションはほぼウェットだったため、前日夜に行われた最初の予選セッションから誰もタイムを縮めることは出来なかった。
今年のル・マンに参戦する60台中、トップタイムを記録したニール・ジャニは水曜日の予選で13.629kmに及ぶ長いサーキットを3分19秒733で駆け抜けた。ジャニは自身が昨年記録した現在のコースレイアウトにおける予選レコードラップの3分16秒887に挑んだが、難しいコンディションということもあり記録更新はならなかった。
水曜日の予選、3分20秒203でジャニに続いたのは現WEC世界チャンピオンのティモ・ベルンハルトだった。この結果、昨年と同じ6名のポルシェワークスドライバー達がフロントローを独占する事になった。ポルシェがル・マンの予選でワン・ツーを獲得するのは15度目。
ジャニは総出力662kW(900ps)を発生するゼッケン2の919ハイブリッドをロマン・デュマ/マルク・リーブとシェアする。ベルンハルトは世界で最もアグレッシブなドライバーとして知られるブレンドン・ハートレー/マーク・ウェバーとゼッケン1の919ハイブリッドへ乗り込む。
フリッツ・エンツィンガー(LMP1担当副社長)
「ル・マンのスタートで2台を最前列に並べる事ができた、素晴らしい予選でした。これはチームが919ハイブリッドを万全の状態で送り出すために痛みを伴うほどの労力を尽くした結果です。ル・マンを連破するという目標に向けて最高の土台が整いました」
アンドレア・ザイドル(チーム監督)
「2016年モデルの919ハイブリッドの開発が正しかったことが予選で証明されました。2台はセンセーショナルな仕事をしてくれました。レースウィークに入ってからの厳しい状況にも関わらず、技術的なトラブルやコース上でのアクシデントとはこれまで無縁です。我々のクルマが速いことは知っています。そしてWEC、特にル・マンにおいてポールポジションがレース結果に直結していないことも理解しています。チームは決勝レースに向けて最終準備に入ります。私たちが壮大な目的に向かっています。激しいコンペティションになりますが、自信はあります」
ティモ・ベルンハルト (カーナンバー1)
(35歳、参戦数9戦:2010年総合優勝、2015年総合2位、2002年GTクラス優勝)
「ポルシェにとって素晴らしい結果でした。ポールポジションを獲得したチームメイト達を祝福します。今日は雨量が多く、視界も悪かったため運転するのも難しい状況でした。水曜に行われた2度目の予選で試したいくつかの事からも良い感触を得られました。もしレースでもあれだけ目まぐるしくコンディションが変わったとすれば、かなり難しくなるでしょう。柔軟な対応が求められそうです」
ブレンドン・ハートレー (カーナンバー1)
(26歳、参戦数4戦: 2015年総合2位)
「あまり走れなくて残念でしたが、再びフロントローを独占し、これ以上ない予選でした。昨日ニールとティモはトラフィックに阻まれていましたし、アウディも本気でアタックはしていません。ずぶ濡れになりながらグランドスタンドやキャンプ場で応援してくれたファンのためにも、全力を尽くした予選を見せる事が出来ずに申し訳ない気持ちです」
マーク・ウェバー (カーナンバー1)
(39歳、参戦数4戦:2015年総合2位)
「喜ぶべき予選結果です。しかし、これがレース全体で考えれば1パーセントにも満たないことも分かっています。全てのチームとドライバーが24時間レースのスタートを待ち望んでいます」
ロマン・デュマ(カーナンバー2)
(35歳、参戦数15戦:2010年総合優勝、2007年総合3位、2015年総合5位、2013年GTEクラス優勝)
「ル・マンにおける目標は予選ではなく決勝レースであることは明らかです。とは言え最前列からスタートできるのは良い事ですし、WECのチャンピオンシップポイントも獲得出来ました。ウェットでも数周し、全ての状況下において919ハイブリッドが優れていることが分かりました」
ニール・ジャニ(カーナンバー2)
(32歳、参戦数7戦:2015年予選周回タイム新記録、決勝総合5位)
「昨年ポールポジションを獲得したラップは衝撃的でしたが、今年は意味合いが違います。前日はトラフィックに阻まれましたが、それでも私はマシな方だったようです。これがたくさんのマシンと一緒に走行する難しさでしょう。今日は雨と汚れで路面が酷くて、とても厳しいコンディションでした。明日スタートドライバーを務めることができるのは光栄です。昨年もポールからスタートしましたが、我々は最も不運なポルシェになってしまいました。チームは細かい所まで準備をしてくれたので、今年はもう少し幸運に恵まれることを願います」
マルク・リーブ(カーナンバー2)
(35歳、参戦数10戦:2015年総合5位、2013年GTE/2010年GT2/2005年GTクラス優勝)
「プラクティスから予選まで難しい状況が続きましたが、全ては順調でした。クルマを改善し、レースに向けて多くを学んで良いタイム、そして良いグリッドを獲得出来ました。あらゆる点で我々は準備万端です」
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カテゴリー: F1 / ポルシェ / ル・マン24時間レース / WEC (FIA世界耐久選手権)